食(TIPTOP) – ページ 3

おせち料理／2008

今年の我が家のおせちです。
元日の朝は、お泊まりのお客様にもお出ししています。
今年は、蒲鉾、伊達巻き、田作、蓮、筍、絹莢、人参です。
縁起の良い「七品盛り」にしています。

まだ丸一日ほどしか経っていないのに、もう去年（2007年）なんですね。
まあ、大晦日に食べたわけですから、当然と言えば当然ですが。
自家製のかき揚げが載った温かい蕎麦。
例年と変わらない、我が家の年越し蕎麦です。

先週「青いトマト」で書いたピクルスが出来ました。
スライスした青トマトとタマネギを一週間つけ込みました。
試食してみましたが、酸味と甘味のバランスも悪くありません。
青トマトって、想像したよりも爽やかで美味しいです。

キッシュとしては変わり種かも知れません。
下味を付けてローストした合鴨肉と、たっぷりの長ネギ。
ちょっと和風っぽい、ネギの香りが大人向けのキッシュです。
「サーモンと茸」に続く、キッシュの一品です。

「ニョッキ・アマトリチャーナ」「ブルーチーズのニョッキ」「ポットパイ・シチュー」と紹介してきた我が家のランチですが、もう一つ・・今回は「キッシュ」です。
キッシュとは卵とチーズを使った、料理のパイです。
我が家では、昨年頃から、お客様の夕食のアンティパストにお出ししていました。

専用の大きなマグカップ。
こんがり焼けたパイ皮の良い香りが漂います。
カップの縁よりぐんと高く盛り上がっているのがいいですね。
皆さんご存じのポットパイです。

先日、ニョッキの強さに負けないトマトソース「アマトリチャーナ」をご紹介しましたが、実はそれより早くニョッキに最適のもう一つのソースを作っていたんです。
ソースと言っても予め作っておく訳にはいかないんですが・・ブルーチーズを生クリームと一緒に火にかけて溶かし、茹でたニョッキと絡めるんです。

ニョッキ（gnocchi）は、イタリアの「お袋の味」とも言うべき代表的な家庭料理で、ジャガイモを潰したものと小麦粉で作る団子のようなパスタの一種です。
新大陸からジャガイモが伝わるまでは、小麦粉だけで作られていたそうです。
我が家のランチ計画で最も重要なメニューの一つです。

イタリア種のトマトを使ってトマトソースを作りました。
元々加工用の品種ですから、日本の水分の多い生食用トマトとは比較にならないほど、力が強くて美味しいソースが出来まるはずです。
我が家の「ランチ計画」には、どうしても力強いトマトソースが必要なんです。

イタリアで買ってきた18年物のバルサミコ酢です。
酢と言っても18年もの長期熟成物になると「もはや酢ではない」と言っても良い程のトロリとした甘さと熟成感のある複雑な香りがあり、素晴らしい調味料となります。
これを、この夏の我が家の料理に少しずつ使っているんです。