イタリアで買ってきた18年物のバルサミコ酢です。
酢と言っても18年もの長期熟成物になると「もはや酢ではない」と言っても良い程のトロリとした甘さと熟成感のある複雑な香りがあり、素晴らしい調味料となります。
これを、この夏の我が家の料理に少しずつ使っているんです。
今年2月の「イタリア旅行」の際に「フィレンツェの市場」で購入した物です。
一般的に、バルサミコはワインビネガーの高級品と思っている人が多いようですが、実はかなり違います。
ワインビネガーはワインを酢酸発酵させて作った酢ですが、本来のバルサミコはワインからではなく葡萄果汁を発酵させて作る物なのだそうです。
その内、本来の葡萄果汁だけを原料に12年以上熟成したものにだけ許された Tradizioni(トラディツィオーニ)という表示のある物は最高です。
とは言え、値段はすごいですけどね。(笑
フィレンツェの市場で、この18年物は30ユーロ、25年物は50ユーロでした。その時の両替レートが1ユーロ140円くらいでしたから、18年物は4,200円くらいですね。
日本では12年物で1万円、25年物になると3万円もするのもあります。
あ、ビンの容量は100mlですので・・・(汗
現在では、ワインビネガーをブレンドしたり、他にカラメルを加えるなどした大量生産品(普及品or廉価品)もバルサミコの名前で売られています。気軽にバルサミコの風味を楽しめるので、それはそれで悪いことではないと思います。もちろん本物の味を知った上で、という事ですが。
我が家ではこの夏から、アンティパスト(前菜)に魚介類のマリネなどをお出ししているので、このバルサミコを使います。
もっともマリネ自体は普通のワインビネガーなどで浸けておいて、皿に盛ってからこのバルサミコを数滴たらすという使い方ですが。
このバルサミコを作っている会社のサイト(イタリア語です)→「Acetaia DODI」
バルサミコについての詳しい説明のあるサイト(日本語)→「バルサミコ」
参考フォトアルバム→「くまぱぱのイタリア旅行記」「フィレンツェの市場」
さすがイタリア・・・・
瓶の形がステキ
やはり本物は高いですね〜。
でもシェフも一緒だったから買うのも安心ですね。
本格的に美味しいと言われるバルサミコ酢を味わった事が無いので、
なんとも言えませんが、美味しいんでしょうね〜。
chaoさん、いらっしゃい。
そうそう、いい形のビンでしょう。
実用的には倒れやすくて怖いんですけど、中身がトロッとしているので、倒れてもすぐに起こせば
こぼれないという訳です。(笑
exifさん、いらっしゃい。
これを買った時は味見をさせてくれたので、ちょっと高かったけれど安心して買えました。
25年物は流石に何とも言えない味でしたけど、ちょっと高いのと使い道が逆に限定されそうな
気がして18年物にしました。
変わった使い方として「アイスクリームにかける」なんてのもアリです。
昨日、オープンしたてのイタリアンレストランに食事に行ったのですが、パンにバルサミコ酢が添えられてでてきました。
つけて食べてみると「おぉーーっ!」
パンとバルサミコって合うんだね〜〜と感動しておりました。
おいしかったです^^
パピコさん、いらっしゃい。
パンにも良く合いますね。
特にソーダパンとか固めの重いパンには良いようです。
日本人の感覚では、パンに酢を付けるというのは考えられないですが、バルサミコは
普通の酢ではないですから・・(笑