中央線初狩駅

13020201甲府から東京方面に向かって10駅目で、大月の一つ手前の駅です。
1910(明治43)年の開業です。
現在の駅舎は、1951(昭和26)年に建てられた木造の建物です。

甲州街道に向かって駅前通りが伸びる、昔ながらの雰囲気のある駅です。

13020202大月駅管理の業務委託駅です。
出札・改札窓口と自動券売機、簡易Suica改札機があります。
待合室のベンチには、地元の人の手作りらしい長座布団が置かれていました。

13020203改札口からホームまでは、長い構内踏切を渡っていきます。
そして、一旦地下に入ってから階段でホームに上がります。
それはこの駅が、スイッチバック式の駅だったからです。

13020204構内踏切の所から右を見ると引き込み線が数本あります。
以前はこちらにホームがあったんです。
現在のホームは、左手の高くなっている所(本線上)にあります。

13020205これが現在のホーム(奥が甲府方面)です。
駅舎から構内踏切を渡ると、この階段に出てきます。
島式ホーム1面2線で、カーブした勾配区間にあります。

13020206ホームの甲府側から東京方面を見た所です。
全体がカーブしているため、端から端まで見通すことはできません。
1番線が上り、2番線が下りです。

13020207ホームの東京側からの写真です。
駅舎の前、現在のホームとの間にスイッチバックの駅だった所の線路が見えます。
スイッバック時代の線路が、ほぼ完全に残されています。(末端の一部のみ撤去)

スイッチバック運行は無いのに何故残されているかと言えば、それなりの訳があります。
駅の近くに大きな砕石工場があり、ここから専用線が続いていて、JR東日本のバラスト輸送列車の発駅となっているんです。
また、側線の脇に保線基地があり、工事資材用のレール運搬列車の到着がもありますから、撤去してしまうわけにいかないんです。

中央線の駅を順に撮影して来ましたが、この初狩駅で現在のところ撮影済みの駅は終わりです。
予定は決まっていませんが、次の大月駅からはまた改めて撮影に行きます。
少し暖かく・・春になってからのことと考えていますが、どうぞお楽しみに。