揉合神社

09053101「もみあいじんじゃ」と読みます。
変わった名前ですが、残念ながら謂われなどは分かりません。
道の駅小淵沢のすぐ近くにあります。

この辺は、旧小淵沢町の財産区です。
その土地を守る神様が祀られているのでしょうか。
09053102参道の両側にはヒノキが植えられています。
社は小さく、また、それ程古いものではなさそうです。
09053103周囲は結構広い赤松林に囲まれています。
下草もなかなかいい感じに手入れされているようです。
また、季節にはハルゼミの声も聞こえます。
09053104社の前にはいくつかの石碑があります。
地元の出来事を後世に伝えるためのものです。
この石碑には、小淵沢の隣の富士見にある「広原山」の入会権を巡る事件について書かれています。
長野県富士見町の広原山は、古来から小淵沢村と蔦木村(現富士見町)など諏訪郡の11の村で入会利用されていました。
しかし諏訪郡の各村は小淵沢村を除外しようとしたため、小淵沢村では名主繁宮利左衛門を総代として江戸町奉行所に提訴しました。
訴訟は十数年に渡り、繁宮氏は自己の所有する土地や家財を売り払い、訴訟費用に当てるなど、村のために尽くしたそうです。
1717年(享保2年)3月9日に、小淵沢村が勝訴し、入会利用を継続できるようになりました。

時が経ち、都道府県による自治体制度から県境をまたいだ管理が難しくなってきます。
また、昭和40年代に富士見町と長野県企業局による広原山の開発が決まり、正式に広原山譲渡打診があり、小淵沢では入会権を譲渡しました。
その際の譲渡金を簡易水道敷設費に当てたとの事です。
(この文章は石碑に刻まれた文章そのものではありません)

“揉合神社” への8件の返信

  1. そうなんですか。
    そんな背景があったとは知りませんでした。
    「揉合」という名前といい場所といい、怒濤のアカマツ林が続くあのエリアを通るたびに気になっていたんです。
    そういう揉め事(?)があったから「揉合神社」という名前が付いたのかと想像してしまいましたが、それは考え過ぎでしょうね。

  2. yannさん、いらっしゃい。
    いや、案外考えすぎでもないと思いますよ、私は。(笑
    小淵沢と富士見あたりは大昔から住民たちの交流はかなりありました。
    争いになることもあるけど、基本的には協力体制にある・・それはその時々の情勢による
    のでしょうが、争いになるのは時の施政者が何か仕掛けた時であって、住民自らが争いを
    選ぶことは殆ど無かったのではないかと思います。

  3. もしかしたら、私のご先祖なのかもと思っています。伝わっている話だと植林と神社のことなのですが、なにせ大昔のことなので定かではありません。北海道へ渡ってきた先祖から続いています。

  4. 繁宮さん、いらっしゃい。
    ご先祖が小淵沢辺りの出身なんですか?
    ・・とすれば関わりがあるかも知れませんね。
    この辺りには、現在も繁宮さんという名字の方は居ます。

  5.   一週間ぶりです。揉合の意味とは、東と西の二つの方向から植林して、落ち合った場所という事でした。インターネットで調べると繁宮というのが、(しげのみや)と(しげみや)の読み方があるらしい。しかし、我が家の言い伝えからだと、先祖はこちらなのか。
      明治になって国民全部に苗字があるようになった、そのため必ずしも同じ苗字であるから、祖先も同じとは限らない。私のひいじいさんの名前を親父に聞いても89歳で耳も遠く、親戚に聞くしかない。戸籍の系統に同じ名前が存在していれば、確証は高いのですが、何時誰が北海道へ渡ってきたのかも、つまり何代目かの先祖の名前も定かではない、これが今の現状です。ルーツをたどるのは、甘くはなかった。事情を知っていそうな人は高齢であるといった事もあり、学識も少なく大層難しいというのが善くわかりました。つまり、系図をだどって、いや発見しなければならない事態になってしまいました。
      願うことならば、繁宮利左衛門さんのような名誉ある祖先だったらと、思っています。今はまだ判らないのが、くやしいです。現在、私たち一家は千葉県船橋市に居住しております。

  6. 繁宮さん。
    ルーツ探しは難しいですね。
    北海道へ渡った人の名前が分かれば、可能性が出てくるような気がしますが。

  7.  お久しぶりです、ルーツ探しをしているのですが、繁宮について相当古い家柄なのでしょうか、という疑問なのです。この苗字は宮がついているため、宮家の血筋とは関係ないのか。または外戚の皇族からつけられたのか。神社の神宮あたりから来たのか、などといった事であります。
     それから、揉合神社の読みが「もみあわせ」とウイキペディア(インターネットの百科事典)にでておりました。小淵沢の項目でしたか、読みの表記がこれでした。元々は植林の終わりに因んだ祠だったらしいてす、神様が大山????とか、同じく繁宮山神の二つだそうです。天神と地祇なのか、それとも違う意味なのかは私には判りません。
     親父の記憶が10月16日にひょっこり出てきて、ひいじいさんの呼び方は「めいふ」だったといっていましたが、戸籍の名前というよりニックネームだという気がします。

  8. 繁宮さん。
    読み方については、地元の人に聞いた所では両説あるようです。
    私はどちらが正しいのか分かりません。
    繁宮という名字ですが、小淵沢周辺に何軒かあるという事以外は知りません。
    本気で調べるつもりなら、北杜市の小淵沢支所あたりに問いあわせるか、実際にこちらへ来て、
    人を捜して話を聞くとか、そうでもしないと無理でしょう。

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