旧国鉄クモニ83形

08011901今では先ず見られなくなってしまった「荷物電車」です。
撮影は1970年。場所は中央線甲府駅です。
1966年頃から、旧型国電のモハ72を改造して作られた荷物用車両です。

塗装は「スカ色」と呼ばれた青とクリームのツートンです。
中央線以外の路線では、グリーンとオレンジの「湘南色」の塗装もありました。
旧型国電とも連結できたし、写真の115系のような新性能電車とも連結できるように改造されていました。

115系は、近郊形電車として横須賀線、東海道線などで使われた111系、113系とほぼ同じ外観の寒冷地急勾配路線用の車両です。
1963年から20年間にわたって2,000両近く製造され、今も多数の車両が走っています。
現在の中央線各駅列車もこの形式です。色は長野色と呼ばれる塗装に変わっています。