松原湖のS字カーブ

10062701松原湖駅の小淵沢側の外れに、こんなS字カーブがあります。
なかなかいい感じのS字でしょう。(笑
分岐は普通のポイントではなく、乗越分岐器と呼ばれるものです。



古い写真」の保線用機関車は、この分岐した側に停まっています。
側線側に車両を出し入れするときは、横取り装置という渡り板のようなものを被せて使います。
10062702駅の小諸側から見るとこんな感じです。
黄色いのはレール運搬車です。

右の列車は小淵沢行きの定期列車で、今発車するところです。
10062703発車してS時カーブに入る列車の後ろ姿です。
左側の黄色いポールに「横取中継」と書かれていますね。
これはこの先に乗越分岐器がある事を知らせるものです。
10062704ちょうどその乗越分岐器を過ぎたところです。
本線側のレールには継ぎ目が無いので、揺れないし、音も静かで安全です。
側線を利用する頻度が低く、小型車両しか使わない場合に適した方法です。
10062705列車はS字カーブを抜けて行きます。
ここから千曲川沿いに鉄橋やトンネルの多い区間です。
次の海尻駅まで、カーブと急勾配が続きます。
距離2.7km、標高差67.7mですから、平均25パーミルを超す上りです。
小海線で急勾配と言うと、甲斐大泉ー清里間の33パーミルを筆頭に山梨側が注目されますが、当然長野側にも結構な急勾配があるんですよ。