佐久総社 4


「佐久総社 3」の続きだ。これが三重塔(重要文化財)だ。
東隣にあった神宮寺の塔だったが、この神社の宝庫として廃仏毀釈による破壊から守られた。


全高20mほど。室町時代の建立で初重(唐様)と二・三重(和様)の棰木の方向の違いが特徴。とても均整の取れた姿をしている。


拝殿に上がる石段と別に東本社への石段があり、東本社の真後ろに三重塔がある。もしかしたらこちらが古来の参拝ルートだったかも知れない。


石段の左にある阿形の狛犬。小さめだが力強い形で、バランスが良い。口の部分に赤い色が残っている。


右にある吽形の狛犬。こちらには彩色のあとは残っていないが、食いしばったような力の入った口元に愛嬌がある。

次回に続く。

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