写真を木版画風に

05111401夕日を浴びて光る富士山です。
下のパフェの記事と同じ日の夕方、韮崎市から撮りました。
表面の凹凸に夕日が当たり、まるで金属のレリーフのような感じに見えます。それでも富士山だと分かりますよね。それは日本人の富士山に対する認識力の高さなんです。

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色で遊んでみよう

05072501以前こちらで紹介した「MdN」の8月号は「配色アイデア帳」という特集が組まれています。
デザイナーにとって「色」は基本中の基本なのですが、仕事をしている中で、よく使う配色や全く使わない組み合わせなども出てきます。まあ、それはそれで自分の味になるのだから良いとは思いますが、たまにこういう本を見てみると意外な配色を発見する事があります。
今はデザイナーでなくても自分でホームページなどを作る人も多いですが、出来るなら何かこういう「色」に関する本を1冊持つことをお薦めします。

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巨匠に教わる絵画の見方

05052503絵の描き方ではなく、見方、楽しみ方の入門書です。
これは、息子が欲しいと言い出して通販で買った本ですが、読んでみると確かにこれは面白いです。
ルネサンス前のジョットから現代美術のホックニーまで、巨匠と呼ばれる画家の作品を紹介するのですが、その解説、、それは賞賛だけでなく、批判もあり、こき下ろしも当然のようにあるのですが、、それを同じ巨匠たちがやっているのです。
同時代の画家同士の場合は単に表現上の違いだけでなく、性格が合わないのがありありと分かるような感情的な言葉も出てきます。その一つ一つは紹介しませんが、印象派のゴーギャンやセザンヌ、時代が新しいマティスやデ・キリコの毒舌の反面、情熱の画家と言われるゴッホや、ピカソが案外常識的な批評を他人の作品に対してしています。ダリは自分の独自な解釈に専念しているようです。(笑

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MdN

05051401この雑誌をご存じでしょうか。
ホームページには「グラフィックスとデザインの最先端を追求する総合情報誌」と書かれています。

パソコンを使ってデザインやグラフィックをやっているなら知らない人は居ないだろうと思いますが、この誌名は元々「Macintosh Designers Network」の略だったんです。
今はこの語源はサイトを捜しても出てきませんね。

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子どもにこそデザインを

05051101「pen」5/15号の特集です。
ん!と、うなる広告のデザイン」「ジャズのデザイン」とpen誌の紹介をしてきました。センスの良い雑誌だから買う事も多いですが、今回は「子どもにこそデザインを」というタイトルに惹かれました。
ヨーロッパの木製玩具などスタンダードのものから最新の作家ものまで上質な玩具や家具が紹介されています。そして「通わせたくなる、世界の幼稚園・小学校。」というページに目がとまりました。
私が今、色々な形で関わっているえほん村の松村さん夫妻がやろうとしている事と面白いように符合しているのです。

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ジャズのデザイン

05040301前に「ん!」と、うなる広告のデザイン で紹介した「pen」誌の4月15日号です。
グラフィックデザインをやる者にとってレコードジャケットというのは大変魅力あるメディアです。最近ではCDジャケットという事になるのでしょうが、やはりあのLPレコードの30センチ四方(実際には31.5センチくらいですが)のカンバスの魅力には及びませんね。

音楽にもいろいろなジャンルがありますが、デザイン的に面白いものが揃っているのは、何と言っても「ジャズ」でしょう。ジャズだからこそ出来たデザインというのも数多く存在します。ジャケットを眺めているだけでスイングしてくる感じは他にないと思います。

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「ん!」と、うなる広告のデザイン

05011901時代の空気、ちゃんと感じていますか?

たまたま行きつけの書店で目に付いた「Pen (ペン) 2/1号」のタイトルです。
タイトルと表紙のデザインに「ん!」と惹かれて手にしたその雑誌をパラパラめくると、久しぶりに良質のデザインに出会ったような気がして「ん!ん!ん!」とうなってしまいました。

この花の咲いたピストルは「retired weapons」というプロジェクトを展開している徳田祐司さんのデザインです。

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