レールを固定する方法

11031401これは昔ながらの方法です。
枕木に「犬釘」と呼ばれる専用の釘を打ち込んでレールを押さえます。
今では、犬釘でレールを直接固定する方法はめったに見られません。



この写真は、小海線甲斐大泉駅の上り線側の線路を撮ったものです。
ここを走る列車が軽く、スピードが低く、本数が少なく、しかも直線であるからですね。
11031402小海線でも、普通はこんな風になっています。
金具を犬釘で枕木に止め、それとレールを板バネを挟んだボルトで抑えています。
これは、同じ大泉駅の下り線の写真です。
11031403下り線はポイントの分岐側なので、列車が左右に振られますから、それだけ力がかかるのでしょう。
そして更に左右に力がかかり、しかもスピードがある程度出る場所では、こんなのです。
まるでルーズリーフノートように見えますよね。(笑
リング状のバネで、しっかりレールを抑えつけています。
最後の写真は、小淵沢ー甲斐小泉間の大曲です。
他にも、コンクリート枕木の区間や、佐久平駅の高架部分などはスラブ軌道と呼ばれる構造になっています。
小海線だけでもこんなに色々なレール固定方法があるんですよ。

しかし、いつまでも鉄道が動きませんね。
中央線は甲府ー富士見間で運休が続いているし、小海線も運休しています。
小海線なんか、長野県は停電が無いんだし、山梨側は北杜市だけなんだから、3グループが停電の時だけ止めればいいじゃないかと思うんだけどね。
元々小海線は非電化ですが、踏切などには電気が必要ですからね。

仮に乗客の少ない赤字路線でも「鉄道が動いている」ってのは地域の住民にしてみれば「とても心強い」ものだし、鉄道が動いていればこそ、困難な状況での住民生活が普段のリズムに少しずつでも戻っていけるんじゃないでしょうか。