中央線小野駅

13011102中央線辰野支線の最後の駅です。
最後といっても終点ではなく、この次は塩尻駅ですからね。
ご覧のような駅舎と跨線橋を持つ立派な駅です。

開業は1906(明治39)年です。

13011103簡易委託駅で、7時から15時30分の間は駅員が居ます。
この写真の右側にサッシ扉で区切られた待合室があります。
待合室にはストーブがあり、とても暖かいですよ。

13011104ホームは相対式2面2線です。
写真は下り(塩尻)方面です。
一番左のサッシ窓の中がストーブのある待合室です。

13011105上り(岡谷)方面ホームの駅名票です。
このホーム、元は島式でホームの向こう側にも線路がありましたが、現在は一部のレールが剥がされて保線車両の留置線となっており、営業用としては使用されていません。

13011106下りホームの改札前から見た跨線橋です。
しっかりした作りで、昔はそれなりに利用者が多かったことが覗えます。
列車交換の出来る駅で、1日2本(朝夕各1本)がここですれ違います。

13011107上りホームの、現在は使われていない3番線側から塩尻方面を見た写真です。
保線車両がたまに入選する程度なので、レールは完全に錆色です。
左側の新しい住宅との対比で一層寂しく感じますね。

じつはここ小野は「塩の道」として知られる「三州街道」の旧宿場町の一つです。
駅前の道路は国道153号線で、小野宿問屋など間口の広い重厚な家が軒を連ねています。
機会があればゆっくり歩いてみたい街です。

これで、私の中央本線の各駅訪問は、甲府駅から松本駅まで辰野支線も含めて全駅の撮影が済みました。
以前は、この小野駅と塩尻駅の間に「東塩尻信号場」があり、仮乗降場の扱いで旅客の乗り降りが可能でした。
新線開通と同時に廃止されているので、現在は列車で立ち寄ることはできません。

さて、この後は甲府駅から東側ですが、どこまで行きましょうか?
小海線は既に全駅撮影していますし、飯田線、身延線、篠ノ井線、中央西線もいいですね。
私鉄では、富士急線、松本電鉄、しなの鉄道、上田電鉄、長野電鉄もあります。
どこが先とは決め兼ねますが、これからも続けますよ。