この花は「ヤブカンゾウ」と言います。
いかにも夏らしい色合いのこの花はニッコウキスゲの近縁種で、この時期の八ヶ岳では、あちこちの野原や路傍で目に付きます。
ノカンゾウと混同されやすいのですが、八重咲きのものがヤブカンゾウ、一重のものがノカンゾウです。園芸種も含めて、咲いて一日でしぼんでしまう「一日花」なので英語では「デーリリー」と呼ばれます。
こちらの花は「ムクゲ」です。
昨年「夏の花」で紹介した通り夏の間中咲き続けますが、これも一日花です。ヤブカンゾウと同じく蕾が沢山付いて次々に咲くので花の見られる期間は長いですけどね。今年は4日ほど前から咲き始めました。
ヤブカンゾウのような自生種ではないので、どこにでもある訳ではありません。
参考サイト→「ヤブカンゾウ」「これだけはおぼえよう」「ムクゲ」
「1日しか咲かない花」・・・お話のタイトルに
なりそうな、いいフレーズです。本当の事、でも
その事実がドラマのようである、そんな気分になりました。
この花の、命は1日なんですね・・・・
なんでしょう・・・・切ないですね。
くまぱぱさん、ロマンチストですね。
ASさん、いらっしゃい。
「花の命は短くて」でしたっけ?
確かその後は「苦しき事のみ多かりき」だったような、、??
でも、一日しか咲かない花は、その一日だけでちゃんと実を結ぶ事が出来るんです。
花の究極の目的が実を結ぶ事であるならば、一日でその目的を遂げられるというのは
大変幸せな事なのではないでしょうか?
そうですね〜かわいそうかな〜なんていうのは
人間の考え方ですか・・・
くまぱぱさん、真理ですね。
子孫を残す事が出来れば、1日でいい・・・
そんな花もあるんですね。
ASさん、いらっしゃい。
花の場合、ですけどね。
人間とか動物の場合は、そうはいかないでしょうけれど。
こんにちは。
鮮やかなヤブカンゾウも、淡いムクゲも、とてもきれいですね。
何日も咲き続けて楽しめる花もきれいですが、
一日花は、その日だけ見せる、不思議と目を引く美しさが
あるような気がします。
ヤブカンゾウの参考サイトにある万葉集の歌も、
切なくてぐっときますね。
どちらもとってもキレイですね〜。
むくげはお茶花としても使われますよ^^
今朝の新聞に「ウルップソウ」というお花の写真が載っていて、
日本では北海道の礼文島と八ヶ岳でしか見られない貴重な花だと聞いていろんなサイトを見ていたんですよ!
八ヶ岳には珍しい高山植物やお花がいっぱいなんですね〜。
山歩き楽しそうだなぁ〜なんて思っていました。
chii-photolifeさん、いらっしゃい。
たしかに、一日花には一日花の魅力がありそうですね。
忘れ草の歌、気が付きましたか。
いいですよね。
パピコさん、いらっしゃい。
ウルップソウは高山の砂礫地に生えるので、登山をする人でないとなかなか見られません。
八ヶ岳は高山植物や山野草が豊富です。
でも残念ながら不心得者が多くて、ネットでは場所を教えられないんですよ。
撮って良いのは写真だけ。残して良いのは思い出だけ。
皆さんはきっと守ってくれると思います。
今日は、お邪魔致します。
やはりニンゲンの平均寿命と比較して命の長短を
みてしまうのかもしれません、ニンゲンというものは…。
この花の寿命の儚さに思わず、吉野弘氏の『I was born』、
父が蜉蝣の儚さを語る一説を思い出したりしています。
warabieさん、いらっしゃい。
そうですねぇ、基準はやはり人間の時間になってしまいますね。
> 吉野弘氏の『I was born』
意外なものを出されてしまいました。(笑
これは深いんですよね。