描くか?撮るか? 3


「描くか?撮るか? 2」の続き。2020年東京青山でののDigital Photo Art(DPA)展。
自分の写真をプリントして飾ることに興味がなかった私にとって、初めての展示(3人展)は面白かった。


八ヶ岳フォトフェスタの実行委員会スタッフ展「8✕6展」を、2020年、2021年と続けて開催。青山はDPAだったので、一般的な写真としてはこちらが初めてか。


今年の「8✕6展」に展示した写真の一つ。こういう写真はDPA化やイラスト化しても、写真としてのもともとの魅力にはかなわない。(iPhone 6sで撮影)


善光寺山門仲見世の写真。記録写真的で何処がどうという面白さのある写真ではない。こういうのはイラストにする方が楽しくなる。


上の写真を元に描いたイラスト。新しいアプリのAdobe Frescoを使い、iPad ProとApplePencilで描いている。人物はわざと消しているので寂しいかもしれないが、後で自由にキャラクターを描き加えることができる。上の写真のままより相当面白いと思う。

1981年にペンションを始め、写真も絵もしばらくはほとんどできなかった。
ペンションの広告用に写真を撮ったり、メニューやニュースにイラストを描く程度。
そんな時期にパソコン時代が始まり、友人のすすめで私もMacを購入し、ペンションのホームページを作り始めた。
ペンションのホームページとしては全国で数軒目で、当時Yahoo!(ヤッホーとか言ってる人が多かった)で「ペンション」を検索するとペンションより上に「サスペンション」が出てきちゃう、そんな時代。
デジカメもまだまだ性能が悪かったので、ニコンFMで撮って写真店にプリントを頼んだ。それをスキャナどりするため、Appleのフラットベッドスキャナーを8万円も出して買った。

私は元々カラープリントの色はあまり好きじゃなく、カラーはリバーサルじゃなければダメだと考えていた。だからこそ、自分で撮った写真をプリントして飾るということは意識になかったのだ。
それが昨年からDPA展やスタッフ展などを経験して面白くなってきた。まさか60才を過ぎてこんな変化が自分に起きるとはと驚いているところだ。

現在「8✕6展」八ヶ岳フォトフェスタスタッフ展を、小淵沢の篠尾郵便局ギャラリーで開催している。
6月に八ヶ岳自然ふれあいセンターで行ったときと基本的には同じ内容だが、展示場所が違うとまた雰囲気が変わるものだ。
9月14日まで(9時〜17時/最終日は15時まで)休みはないので、都合のつくときにぜひ見に行って欲しい。

まだちょっと続きそうだ。