写真の補正前/補正後

08112601デジタル×写真術」以来写真付いています。(笑
昨日の「窓辺のテーブル」は一切補正をしていない写真でしたが、今回は「晩秋の田園」の写真の補正前と補正後を比較してみましょう。

写真の左半分は補正後(晩秋の田園に掲載)で、右半分は補正前(撮影したまま)です。(以下同じ)
081126021枚目は、空の鮮やかさと同時に山並みをクッキリさせ、手前の田圃の陰影を強調して立体的にしています。
森が暗くなり過ぎないようにするのがポイント。

2枚目は、空にコントラストを付けて雲と山をクッキリさせました。
地面のコントラストはギリギリかな?・・逆光は難しいです。
08112603草焼きの煙は補正前の方がはっきりしていましたが、写真全体の見栄えから、煙よりも雲と山を優先しました。

3枚目は、殆ど1枚目と同じ補正です。
結果として、積み藁の立体感も強調されました。
「補正」というのは「加工」とは違います。
実際に自分が目で見た風景に近づけるための調整が補正です。
それに対して、写っているものを消したり、実際の色と違う色に変更するなど、自分が見た風景とちがう画像を作るのが加工です。
厳密にはどの程度定義されているのか知りませんが、私はその様に考えています。

私の場合、以前の記事でも書きましたが、99%の写真に補正を施しています。
逆に、加工まですることは、特殊な例を除いて殆どありません。
その特殊な例については、またご紹介させていただくことにしましょう。

“写真の補正前/補正後” への2件の返信

  1. 写真の整理で手一杯で、補正・加工まで手が回らなかったのですが、カメラ購入時についてきた加工ソフトの体験版をようやくインストールしました。面白いですね。簡単にゴミを消せたり、明るさを変えたりできるだけでなく、色まで変えられる。
    ただ、くまぱぱさんの定義で言えば、加工をすると「写真」ではない気がしますね。真実を写していないことになる気がして。ただ、目と脳のしくみを考えると何が真実か分からなくなりますが。
    ともかく、なるべく撮影時に頑張ってパソコンではサイズを変えるぐらい、加工は遊び、これが今の所の僕のスタンスです。

  2. 朝霧圭太さん、いらっしゃい。
    朝霧さんだけでなく、カメラの付属ソフトも使っていない人は多いと思います。(笑
    高いソフトを買わなくても、付属ソフトを使うだけで写真の世界は広がります。
    補正と加工という定義をしましたが、私自身にもその境界は曖昧です。
    で・・どちらも「写真」だと考えていますよ。
    元々「写真は真実を写さない」というのが私の考えなんです。
    長くなりそうなので、その辺のことは、また改めて書く機会を作りたいと思います。

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