東山魁夷が描いた八ヶ岳

090117011928年の秋、一人の画学生が中央線長坂駅に降り立ちました。
駅前の旅館に投宿、周辺を歩き回って八ヶ岳を描いたそうです。
この写真は、その絵の構図に近い位置から見た八ヶ岳です。

その画学生とは、若き日の東山魁夷画伯です。
そして、その八ヶ岳の絵とは・・
09011702八ヶ岳南麓の農村風景が描かれた「山国の秋」・・翌年の帝展に入選し、東山魁夷の名が全国に知られるきっかけとなった絵です。
残念ながら絵は戦争で焼失しましたが、長坂郷土資料館に、ほぼ同じ構図の「山国の秋(試作)」の複製画が展示されています。
09011703その絵が描かれた場所について、敢えて説明もしないし、地図も載せません。
写真も、ピッタリその場所ではない所から撮っています。

地元の方なら見当が付くでしょうが、黙っていてください。
心ない人に荒らされてしまうのは避けたいですから。
一番下の写真は、その近くで撮った南アルプスです。(中央の雲がかかっているのが甲斐駒ヶ岳)
・1枚目と3枚目は、携帯カメラを使っています。

“東山魁夷が描いた八ヶ岳” への2件の返信

  1. 東山魁夷のスタートは八ヶ岳だったんですね。
    焼失してしまったのは残念ですが、
    その当時の風景をなるべく残して欲しいものです。

  2. depthfieldさん、いらっしゃい。
    東山魁夷が世に出る切っ掛けになったのが、八ヶ岳の風景だったというのは、
    知らない人が多いでしょう。
    現在その場所に立つと、家が増えたり新しくなったりはしていますが、
    基本的な配置は、はっきり分かるくらいそのまま残っています。

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