高根町樫山地区にある神社です。
雨乞いを「八ヶ岳権現社」、暴風雨除けを「風の三郎社」、晴天をこの「日吉神社」に祈願するという「三社参り」という風習が、終戦頃まであったそうです。
大己貴命(おおなむち・大国主命の別名)、大山咋命(おおやまくい)、少彦名命(すくなひこな)の三柱を祀っているそうです。
上の写真の石鳥居は、立派ですがまだ新しそうですね。
石鳥居をくぐって急な石段を上ると、左の写真の木製の鳥居があります。
ここから上の石段は古びて磨り減り、傾いていますが、杉の大木の間を通って、更に上へ続いています。
登り切ると、本殿と神楽殿があります。
写真は斜めから撮っていますが、石段を上ると本殿の正面に出ます。
本殿は柱と梁だけで壁がありませんし、神楽殿も手摺りがありませんが、どちらも屋根は大きくて立派なものです。
本殿の参拝位置から中を見ると、彫り物を施した小さな社が納められています。
つまり、これが本殿で、外側の建物は拝殿という事なのかも知れません。
壁がない事情なども、調べた限りでは分かりませんでした。
本殿に向かって左側に、このように石の祠が並んでいました。
それぞれ祀られているものがあるのでしょうが、分かりません。
地元のお年寄りにでも訊いてみないと・・いや、それでも無理かも知れませんね。
左の石段の上に小さな社が見えますが、ちょっと上ってみる気にはなれませんでした。
最初に上った石段の上から鳥居の方を見下ろしたところです。
太い杉の根本に挟まれるように石段があります。
急ですし、磨り減って傾いているので、ちょっと怖いくらいですよ。
ここの杉の大木は、高根町(合併後は北杜市)の天然記念物に指定されています。
この神社のある山全体が杉に覆われているので、昼間でもちょっと暗くて神秘的なムードです。
筒粥(つつがゆ)と呼ばれる神事が、毎年1月14日から15日の未明にかけて行われます。
普段は無人です。
昨日の「山里枯色」は、この神社の近くです。
全体はわかりませんが、杉の木は立派そうですね。
石段が作られた頃は小さかった杉の木が大きくなったから
石段が狭くなってしまったわけか。
本殿が風雨に曝されて傷まないように
それを囲うように屋根付きの建物を建てたんでしょうかね?
depthfieldさん、いらっしゃい。
石段も建物の事も、多分仰るとおりでしょうね。
神社のある場所は結構大きな山なんですが、杉の木が山を覆って、実際山深い感じがあります。
なかなか神秘的な雰囲気の、いい感じの神社なんですが、壁のない建物など、謎の部分も多いです。
日吉神社には、昨年、近所の方の女子誕生のお祝いで、近所の方と親戚の方、数十人で行きました♪
その時も無人でしたが、何十人もで行ったので寂しく感じませんでした♪
お参りしてから披露宴があり引き出物まであり、びっくりした覚えがあります。。。
そしてその子の初節句にお祝いを包むとお赤飯と桜餅が届けられるんです♪
その家、その家で、やり方は違うようですが、結構びっくりすることが多いです♪
shappyさん、いらっしゃい。
地域によりますが、子供の誕生祝いは盛大にやる家も多いですね。
我が家の辺りでは「ぼこ見」といって、子供をお披露目する宴席があるようです。
まあ、一部の旧家だけだと思いますが。
「ぼこ見」ですかぁ? 聞いたの初めてです。。。
石の祠のことは、近所の約100歳のおばあちゃんに聞いてみますね。。。
ポールラッシュさんが男の人には厳しかったけれど、女の人にはやさしくて、
着るものに不自由した時にアメリカからもらった洋服をくれたんだけど、
洋服の手足が長すぎて洋服が歩いているみたいだったとか(笑)
昔の話しをよくしてくれるんです。。。
昨日も遊びに行ってモッフル作ってあげて一緒に食べたんですが、この記事を読んだのが帰宅後だったもので(汗;)
先日、近所の長老の方が亡くなった時の法話を誕生寺の住職さんがなさったんですが、
「どこかの国では、長老の方が亡くなると図書館がひとつ消えたと言うそうです。
みなさんのお近くに長老の方がいらっしゃったらたくさんお話ししていろいろなことを学んでください」
と、、、私もそう思いますので実行してきます
shappyさん。
> 長老の方が亡くなると図書館がひとつ消えたと言う
正にその通りですね。
地域の、特に文献に載らないような風習や言い伝えは、本当に貴重です。