素材集のカタログ

09030301市販の「素材集」の総合カタログみたいなものです。
ウェブデザインのホームページを公開していると、それを見た業者が送ってくるんですが、それなりに役に立つ事もあるので、一通り目は通しています。

素材と言うと「ウェブ上で無料提供されているフリー素材」が頭に浮かぶ人が多いと思いますが、ちょっと違う・・いや、全く違うと言って良いでしょう。
ウェブからの無料ダウンロードと、CDパッケージの販売という提供方法も違いますし、有料か無料かの違いもあるのですが、それ以上に、使用の条件に大きな違いがあるんです。

09030302ウェブ上のフリー素材の作者はアマチュアの場合が多く(プロも居ます)作者の好意または作品PRのために無料公開されているのが殆どです。
作品はイラストが断然多く、写真は少ないです。
作品の加工を認めず、使用目的も個人(非営利)のウェブに限り、作者のサイトへリンクをする、等の条件が付く場合が多いです。
09030303市販パッケージ版素材集は、当然ながら企画に基づいてプロが制作したものです。
イラストもありますが、一般に写真素材の方が多いです。
素材の加工やトリミングも認められ、使用目的の制限も無く、リンクやクレジット表示も不要なのが一般的です。(一部に制限付きの製品もあります)
ウェブでも印刷でも、業務の場合はウェブフリー素材は使えません。
で、市販の素材集なら使えるかというと・・もちろん基準としては使えるんですが・・絵柄的に使えるものは、それ程多くないですよ。

例えば、2枚目の写真にある食材や料理の写真素材集ですが、1枚1枚はプロが撮ったきれいな写真です。
でも、実際にケーキ屋さんや喫茶店のサイトで使えるかと言うと、器のデザインが違うとか、イチゴの数が1個少ないとか・・(笑
要するにイメージ写真やプレゼン用としてしか使えない場合が多いです。
まあ、プレゼン用に写真撮影までは(時間的にも費用的にも)出来ない事が多いですから、そのために素材集の存在価値があるんですけどね。

私も素材集のCDは15枚くらい持っています。
どうしても使いたい写真があって買ったものもあれば、使えそうだと思って買っておいたものもあります。
まあ、実際に使う事は多くないのですが、必要な時には引っ張り出せるネタのストックにはなりますね。

カタログ発行元はこちら→「素材辞典、イラスト、フォントのことならデザインポケット

“素材集のカタログ” への2件の返信

  1. イメージ写真もなかなか良いのが無くてね〜。
    私も素材集のCD何枚か持っていますが、その中で実際に使える写真は数枚。
    フォトライブラリもネットで写真検索出来るようになりましたが
    捜すのは結構手間だし、値段も高い。
    そのバランスが難しいですね。

  2. depthfieldさん、いらっしゃい。
    そうですね・・CDの中から、実際に使える写真は1%以下でしょう。
    フォトライブラリは高くて、私のような、地方の仕事では使えません。
    また、あまり芸術的な個性の強い写真は、先ず使う機会がないですね。

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