清光寺

09091101北杜市長坂町にある朝陽山清光寺です。
甲斐源氏の祖、新羅三郎義光の孫、逸見冠者玄源太清光が仁平元年(1151年)に創建した信立寺が、清光の没後、清光寺と改められたそうです。

県道からちょっと入ったところにあり目立ちませんが、地元で知らない人は居ません。
鬱蒼とした杉と松の森に覆われた小高い山全体が寺領となっています。
09091102杉木立の参道を行くと「総門」があります。
享和元年(1801年)建立で、北杜市指定の文化財となっています。
高麗形式と呼ばれる構造で、高さは10.18mあります。
09091103総門にある獅子の彫刻です。
創建当時のものがそのまま保たれているそうです。
木目が浮き出して迫力がありますね。
09091104総門をくぐると、真っ直ぐ進む道と斜め左に行く道があります。
本堂へは左の道の方が近いですが、ここは是非真っ直ぐ行ってください。
すると、左に写真の階段があり、上ったところに山門があります。
09091105これが山門です。
別名「瑠璃殿」と呼ばれ、木組みの美しい建物です。
09091106鐘楼です。
奥に見える大きな屋根が法堂(本堂)で、その手前に樹齢200年の枝垂桜があります。
花の時期には優美な姿を見せてくれます。
09091107法堂は結構大きな建物です。
それ程古い建築では無さそうですが、この大屋根は見事ですよ。
棟には三つの武田家の紋所が銀色に輝いています。
中央が花菱で、左右の二つが武田菱でした。
墓地となっている山の上部に清光公の墓があります。
お参りすることは可能ですが、興味本位に墓所を騒がせることは止めましょう。