鉄橋を渡っている写真

10070201・・眼下には千曲川の流れが・・
佐久海ノ口から佐久広瀬へ向かって走る上り列車です。
つまり、これは後ろ姿なんですよ。



小海線の写真はずいぶん掲載していますが、鉄橋を渡るシーンは案外少ないのにお気づきですか?
まともに「鉄橋を渡っている」と言えるのは「初夏の千曲川」の最初の写真くらいのものです。
なぜかと言えば、鉄橋まで行きにくい場所が多いからなんです。
特に標高の高い地域では、必然的に川も上流で渓谷になっていますよね。
だから道が無い・・車はおろか歩いてさえも入って行けないような地形が多いんです。(笑

40年も前なら、列車が通らない時間を見計らって線路を歩くのは地元の人の生活の一部でしたから、私も何度も線路を歩いて写真を撮りに行きました。
鉄橋を歩いて渡った事もありますが、今それをやったら流石にマズイでしょう。(笑

今回の鉄橋は、手前がスルーガーダー、途中から向こうがデッキガーダーという、二つの違う構造が組み合わされています。
同じ鉄橋の1971年の写真が「小海線/C56型蒸気機関車・1」の4枚目にあります。
当時は全体がデッキガーダー式だったようですね。
手すりも、犬走りと呼ばれる保線作業員が歩くスペースも無く、列車が来たときに避けるための棚板のようなものが所々に設けられていました。
こんなところを歩いて渡っても、列車妨害をしない限りは怒られる事も無かった・・要するに、そういう時代だったってことですね。

画像のアップ時は大判でしたが、カテゴリページのデータ軽量化のためサムネイル表示に変更しました。
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“鉄橋を渡っている写真” への2件の返信

  1. ここは鉄橋を渡る列車を撮るには良い場所ですね。
    もう少しアングルが上がれば川面がもっと見えて良いだろうけれど、
    こういう場所ではそうもいかないのでしょう。
    この場所から撮った秋の風景も良いだろうな〜。(^^)

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    確かに、もう少し高いところから撮れればいいんですけどね。
    川岸近くに護岸コンクリート壁があるんですが、そのこちら側に木がたくさん生えていて、枝葉が茂っています。
    ちょうどその「窓」のようになった隙間からのアングルなんですよ。(笑

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