「別所温泉ぶらり歩き」の後、別所温泉駅前からバスに乗りました。
目的地は「戦没画学生慰霊美術館 無言館」です。
「信州の鎌倉シャトルバス」が、ウォーキングコースに沿って走っています。
10km(5~6時間)のウォーキングコースになっていて、お寺などの見所も結構あるのですが、今回は時間の都合もあり、立ち寄るのは無言館だけなのでバスを利用しました。
塩田平を見下ろす高台の公園でバスを降りました。
ここが無言館への入り口で、更に歩いて丘を登ります。
「無言館」は、太平洋戦争中に戦地に送られ、戦死した画学生の作品を収蔵しています。
出征前夜まで制作していた作品や、戦地で上官の目を盗んで描かれたスケッチもあります。
作品の写真は撮れませんので、ここでは紹介できません。
どの作品からも「もっと絵を描きたい」という無言の声が聞こえてくるようでした。
「記憶のパレット」という記念碑です。
作品を収蔵されている画学生の名前が彫られています。
これは、別館の「傷ついた画布のドーム」前にあるモニュメントです。
たくさんの絵筆が埋め込まれています。
裏側に記された碑文です。
国の強制によって、彼らは絵筆を銃に持ち替えさせられて戦場に送られ、そして死んでいったのです。
元来、芸術家とは、戦争や軍隊とは相容れない存在で、増して純粋にその道を志していた若き画学生たちにとって、それは耐えがたい苦痛であり、無念の死であったと思います。
二度と繰り返さないために、絶対に忘れてはならないことです。
前から一度行ってみたいと思っていたんですが、予想以上に感じるものがありました。
この「無言館」所蔵作品による、戦没画学生「祈りの絵」展が、横浜赤レンガ倉庫で開催されます。
期間は、5月26日(木)〜6月14日(火)です。
こちらをご覧ください。→「チラシ画像」
ぜひ、機会を作って、行ってみてください。
次回は、塩田町駅から別所線の電車に乗って上田へ向かいます。
わ~無言館に行かれたんですね!
一度行って、また行きたいとずっと思っています。
10キロのウォークコースがある?・・・それは貴重な情報です。
検討してみなくちゃ。
風路さん、いらっしゃい。
無言館は初めてでしたが、正に無言のメッセージが感じられました。
ウォークコースは、別所温泉駅から温泉街を一回りして、塩田平をぐるっと歩いて塩田町駅までです。
ほぼ同じコースをシャトルバスも走っています。
上田電鉄別所線 再び
「無言館」見学後、入り口の公園でシャトルバスを待ちました。 この高台からは、別所線の電車の姿も遠望できます。 のどかな田園地帯を、1000系…
行けたら行って見よう。
来月に入ってからかな〜?
flipperさん、いらっしゃい。
赤レンガ倉庫での展覧会は、良い機会だと思います。
ぜひどうぞ。