飯山・六兵衛

07100901ちょっと遠いですが、信州エリアのお薦め店です。
長野県飯山市へ風景街道の視察に行ったとき、ここでお昼をいただきました。
市役所から、狭い路地を何回か曲がって行った所にあり、美味しいという評判も半信半疑で入店しましたが、これが大当たりの美味しいお店でした。

初めてのお店なので、先ずは店主のお薦めを訊くと「富倉そば」の付いた「季節限定ランチ」がお薦めとのことで、それを注文しました。
07100902上の写真のような、屋根付きのお重に料理が入り、別に大きめの椀で「大根の牛すじ煮込み」が出てきました。(奥の天ぷらは他の人が頼んだ盛り合わせです。)

一の段には「七福胡麻なます」と「季節の小鉢二色」が入っています。
七福というのは、飯山が寺の町で「七福神巡り」があるのに因んでいます。
小鉢は、インゲンの炒め煮、地菜と油揚げの煮物でした。
07100903二の段は「山菜と地野菜のてんぷら盛」です。
茄子と獅子唐、梅干しの天ぷらは分かりましたが、尋ねる機会を逸してしまったので他は残念ながら分かりませんでした。
衣がサクッとして、とても美味しい天ぷらでしたよ。
07100904三の段は「郷土手打ち・富倉そば」ですが、これは最初に重なって出てくるわけではなく、後から別に出てきます。
そばですから、最初に出したら延びてしまいますからね。
このそばが、しっかりした歯ごたえの十割そばなんですが、独特の滑りがあって、何とも面白い舌触りなんです。
もちろんそれには仕掛けがあるんですがね・・・のど越しも良くて、大変美味しいそばです。
07100905仕掛けとはこれ!・・・何だと思いますか?
写真を見ただけじゃ「何かの葉かな?」くらいしか分かりませんよね。
「オヤマボクチ」という、アザミの仲間の植物の葉です。
飯山市の富倉地区の家庭に受け継がれてきた郷土料理「富倉そば」は、このオヤマボクチをつなぎに使うのですが、市販される物は殆どが機械打ちで、本物の手打ち富倉そばは数人のお年寄りが手づくりしているのみで「幻のそば」とも言われるそうです。
07100906山梨から来た私たちを店の前まで見送ってくれたご主人。
富倉そば、地物の野菜、郷土の味にこだわって店を続けている熱意が感じられる方でした。

雪と寺の町のDining「六兵衛」
・住所/飯山市南町32-5 ・電話/0269-62-4359
・定休日/不定 ・営業時間/昼 11:30〜13:30頃 夜 17:00〜21:30 L.O.
・休みと営業時間は変動があるので、電話確認するのが確実との事。
・季節限定ランチ「飯山寺の町の宝船膳」1,800円。他に一品料理、定食、丼物など。
関連情報→「くまぶろ: 長野県飯山市へ行きました
     「八ヶ岳南麓風景街道・ニュースブログ | 長野県飯山市・視察報告
     「雄山火口(オヤマボクチ)

“飯山・六兵衛” への7件の返信

  1. 美味しそうですね。値段もリーズナブルだし。
    食材が高くないから実現できるのでしょうか。
    それでも美味しいのは作り手の技術でしょうね。
    お客さんが沢山入っているから美味しいとは限らないけれど、
    この前外した食べ物屋さんは、時間の割にどちらもひと組しか
    先客がいなかったんですよ。
    やばいかな〜と思っていたら、案の定ダメでした。

  2. exifさん、いらっしゃい。
    ここは、お薦めだと聞いて行ったのですが、予想よりずっと良かったですよ。
    味も良かったし、店の人もいい感じでした。
    地元の食材へのこだわりも感じられたし、それで外来者を迎えようという気持ちが込められて
    いて、嬉しい気分にさせてくれる店でした。

  3. 飯山の地酒・水尾

    「飯山・六兵衛」で、私たちが昼食をいただいたのは奥の座敷でしたが、店に入ると先ずこの朱塗りのカウンターが目を惹きます。夜だったら、迷わずここに座ったことでしょう。(笑地酒を中心に、酒も焼酎も色々揃っているようでした。…

  4. 去年の夏、花火を観る前と後と二回も行きました。だっておいしかったんだもん!!最後の客で遅くまでいたのですが嫌な顔せず楽しい時間でした。大変貴重な岩魚や地物・味をしめて今年の五月も行きました。あ~もっと早く出会いたかったです。マスターは若いですけど地元活性に頑張っていますよ。2軒のスーパーもなくなりポイントカードの貯まりが落ちましたがここでポイントアップ!!お盆も行きますよ。

  5. 村松まるこさん、いらっしゃい。
    飯山近郊の方ですか?
    美味しくて感じも良くて、貴重なお店ですよね。
    私ももう少し近かったら度々行きたい店です。

  6. くまぱぱさんはじめまして。私住まいは東京です。彼が飯山生まれまので帰省の際は同行し宿泊だけ別にしてます。ます゛は馬曲温泉へ直行し長距離の疲れを癒し、さて・・・富倉そばや斑尾・希望湖・・今年は乗馬を始めたのでどこかで乗りたいなと思っています。ただこの季節は馬もきついので秋か来年かなと思ったり。プライベートに余念がない私です。

  7. 村松まるこさん。
    東京の方でしたか。
    > 彼が飯山生まれまので帰省の際は同行
    いいですねぇ・・彼を大事にしてください。(笑

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