初狩駅スイッチバック

13020401先にご紹介した「中央線初狩駅」には、ほぼ完全なスイッチバックが残っています。
もちろん定期列車でスイッチバックを使用するのではありません。
バラストとレールの輸送のために必要なんです。

写真は、現在のホームから駅舎へ行く長い踏切の途中で西側を見た所です。

13020402同じ場所から東側を見たのがこの写真です。
カーブした線路が見えなくなる辺りがスイッチバックのポイントです。
右の一段高いところが本線で、急勾配上に現在のホームがあります。

13020403ホームの東端(上り側)からスイッチバックポイントを見ることができます。
中央でカーブしている2線が本線(現在は複線)で、一番右が折り返し線です。
折り返し線の一番奥から砕石工場への専用線が続いています。

13020404ホームのほぼ同じ位置からスイッチバックを見た写真です。
ホーム地下道出口から駅舎への踏切とスイッチバックの全体が見えます。
昔はこちらにホームがあったんです。

13020405ホームの西端(下り側)から、線形改良される前の本線の跡を見ることができます。
道路にかかる鉄橋は取り外されていますが、橋脚のコンクリートが残っています。
その右奥にスイッチバックの線路が見えます。

写真だけでスイッチバックの構造を説明しましたが、知らない人には分かりにくいでしょうね。
参考までにGoogle Mapへリンクしておきますので「こちら」をご覧ください。
線路も多く複雑に見えますが、昔は本線が単線でしたから、全ての線路が1カ所で接続されていたわけで、とてもシンプルな構造なんです。