JR東海119系電車

11082801この119系は、正に飯田線専用とでも言える電車です。
路線全長195.7kmに平均2.1km間隔で94の駅があり、簡易規格のため急カーブや急勾配が多く制限速度が低い・・しかも人口希薄地帯を走るという飯田線の特性に合わせた設計です。



写真は、中央線上諏訪駅の側線で待機中の飯田線直通列車です。
基本的に2両編成で運行されています。
11082802飯田線は、1980年代まで、一部は戦前型も含む旧型国電タイプの車両を使っていました。
老朽化により、それを115系などの新性能電車に置き換える必要が生じたわけですが・・115系は3両編成以下の運用が出来ず、2両編成で走れる電車として開発されました。
中国地方に導入されていた105系をベースにしているそうです。
飯田線以外では、滅多に目にする機会のない電車です。
1980年代の古い車両なので、近い内に213系や313系などに置き換えられて消えていく形式でもあります。
乗ってみるなら今かも知れませんね。

2枚目の写真は、下諏訪駅を発車して岡谷駅へ向かう飯田線直通の豊橋行きです。