伝える写真。

11092601「pen」10/1号の特集です。
今の世の中、カメラを1台も持っていない人というのは珍しいかも知れません。
携帯電話にさえ、メガピクセル超えのカメラが普通に内蔵される時代ですからね。



誰でも簡単に写真が撮れるようになったのは良いことだと思います。
そんな今だからこそ、写真の「伝える力」を考えるのは意味があるでしょう。
11092602機材(カメラやレンズ)選びも重要だけど、一番必要なのは「何を伝えるか」です。
森山大道と蜷川実花の対談は面白いです。
森山氏は、私が写真を始めた頃、気鋭のドキュメンタリー写真家として人気がありました。
真似して、高温増感現像なんかしたものです。(笑
荒木経惟のポラロイド写真もいいなぁ。
まあ、この人の場合は、写真を見ただけで「アラーキーだ」って分かっちゃいますけどね。

何はともあれ「伝えたい何か」を意識しないで撮った写真は何も伝えないという事か。
いや、何も意識せずに撮影された写真、それ自体が「何かを伝えようとする」って事もあるんだよね。
だから写真は面白い。