我が家の近くにこんな看板があります。
お客様にも「ヘボって何ですか?」とよく訊かれますが、貴方はお分かりでしょうか? 「ヘボ」ですよ。「ヘボ」。確かにちょっと変ですよねぇ。
正解は「クロスズメバチ」の事です。地蜂(じばち)とも呼ばれ、地中に巣を作る事で知られています。普通のスズメバチとは属が違い、大きさも10〜12mm程度と小さいものです。また攻撃性は弱く、巣を荒らしたりしない限りは刺される事は滅多にありません。
この蜂の幼虫が信州の珍味「蜂の子」になります。
私は食べた事はありません。食べたいとも思いませんが (^_^ ); ウェブ上で検索すると「美味しい」と書かれたページがたくさん出てきますね。興味のある方はチャレンジしてみたらいかがでしょうか?
この辺で「ヘボ」と言えば「クロスズメバチ」の事を指すのですが、蜂の子をヘボとは言っても成虫は違うとか地域によって変わるようです。昔からの習慣なのでしょう。
さて「ヘボ追い」というのを見た事がある人は居るでしょうか?
20年以上前この地に来たばかりの頃ですが、近所の牧場の主人とお茶を飲みながら話をしていました。すると牧場の左手の藪から3人の男がだーっと走り出て来るではないですか。みな上を向いたまま走って来て、牧場の柵に激突。鈍い音がしてばたりと倒れますが、それでも上を向いたまま起きあがり柵を乗り越えて来ます。何か声を掛け合っているようですが意味は分かりません。その一団は馬が何頭も居る牧柵内を一直線に横切り、反対側の柵にまた激突しつつも乗り越え、下をくぐり右手の道路へ出ました。そしてまた藪の中へ突入していくのです。
彼らが激突した柵には血痕が数カ所、、、(^_^ );
クロスズメバチは肉食で狩りをする「カリバチ」の一種です。春の繁殖期に鶏肉などを木の枝にぶら下げて蜂を誘って捕まえます。その蜂の足に真綿で作った目印を付け、それを追いかけます。
上記の牧場で目撃したのはそのエキサイティングな追跡劇の最中という事です。
巣に帰った蜂は巣の入り口で邪魔な真綿を噛み切って外して巣に入ります。その真綿を見つけて巣の場所が分かったら、自分たちにしか分からないように目印を付けて帰ります。そして夏の間に蜂の子がたくさん産まれた大きな巣になるのを楽しみに待つのです。
巣が大きくなった頃を見計らって出かけていき、煙幕で燻して成虫を眠らせてから巣を掘り出す訳です。自分で食べるために捕る人も多いですが、それがたいそうなお金になるので余所の地域にまで出かけていって捕り尽くすグループもあるそうです。その防止のために写真のような看板を設置したという事らしいです。
へ〜、へ〜、へ〜 ( ^o^)ノ◇
なんか稀少な植物を栽培しているのかと思ってました。
ためになるな〜
まるふくさん、いらっしゃい。
知りませんでしたか?
知らない人には想像付かないですよね。(^_^)
それから「ザクロ」クイズの正解賞品ですが、まだ決めてなかったですよね。
「我が家で3時のお茶をごちそうする」ではいかがでしょう?
もちろんご家族でお立ち寄りください。
ただし、前もって連絡いただけないと困りますけど。
いぜん話を聞いたので分っていましたが、
テレビで蜂を追いかけて夢中になっている人たちの生態?を
特集していたのを見た事があります。
そんなに美味しいものなのかな?
最近何処かで見て「養殖するものなの?」と思いました。
へぼはへぼでしょうよ。
子供の頃、おじいちゃんが、「へぼをとるだから」と言って花火を持ち出していた記憶あり。滋養になるんですってよ。
家の母には懐かしい味だそうです。
味はともかく歯ごたえがねえ、、好みが分かれるのでは?
フリッパーさん、私は食べた事無いです、、、ちょっとねぇ、、(T_T)
mayumiさん、長坂では小屋の中で管理しながら、言うなれば養殖に近い事をしている人も居ます。
>「我が家で3時のお茶をごちそうする」ではいかがでしょう?
>ただし、前もって連絡いただけないと困りますけど。
ありがとうございます。いつになるか判りませんが、その際はよろしくお願いします。
(当然、事前に連絡させて頂きます)
すみません。
なかなか良い賞品を思いつかなかったもので。m(_ _)m
是非お出かけください。