EF64

12030801旧国鉄の勾配線区向け直流形電気機関車です。
かつて中央線には多数配属され、おなじみだった機種です。
現在では臨時列車にしか使われていません。



写真は甲府駅に留置中の、39号機(手前)と、37号機です。

12030802どちらも新製配置は甲府機関区でした。
現在は高崎車両センターの所属になっています。
この、ブルーに前面下部をクリーム色にした塗装は、新製当時と同じです。
1203080337号は「ぶどう色」と呼ばれる茶色に塗装されています。
EF64は、国鉄当時に一度も茶色だったことはありません。
臨時列車の牽引用として、レトロ感のある色を採用したのでしょう。
現在は、JR貨物でそれなりの数が走っていますが、旅客列車用にはJR東日本に数両が残るのみとなっています。
いずれは消えていく機関車ですから、このような綺麗な状態の時に撮影しておきたいですね。

勝沼ぶどう郷駅前の鉄道遺産記念公園に18号機が静態保存されています。
廃車になったEF64で、保存されているのは、現在のところ18号機だけです。