「アトリエ日記 104」の続き。これは綿化混紡のキャンバス。
元々少し張りが弱いので調整用に楔が付属している。それを打ち込んで枠を広げ、張りを強くする。
綿化混紡は強度が低いので、何かに押されて凹んだりしている場合がある。裏面から霧吹きで湿らせてから乾かすと治る。
今回の作品はラフなテクスチャーのある画面にしたいので、盛り上げ剤を全体にパレットナイフで塗りつける。
普通のモデリングペーストは乾くとカチカチに固まるのだが、このフレキシブルタイプは乾いても適度な弾力が残る。
表面の状態がわかりやすいよう、光の角度を調整してアップで撮ってみた。コテでタッチを付けた漆喰壁の雰囲気だ。
次回に続く。