「山本鼎版画大賞展 3」の続き。これは新しい表現だと思う。
木版で、文字が刷られているのはわかると思う。
和紙が2枚、少し間を空けて重ねられていて、表側の紙に刷られた文字をカットしてランダムにめくり上げている。
オーソドックスだが面白いシルクスクリーン作品。各色版の荒さを変えたドットとそのズレによるモアレが楽しい。
小さな四角形に「死の舞踏」を彫り、それを色を変えて刷ることで人の顔を描いている。油性木版の作品。
上の作品の部分アップ。小さな一つの版はいくつ並べても縦横ともに柄がつながるように掘られ、大勢が踊っているようになる。
今回の作品は特に面白いと思った。
次回に続く。