この数日、北杜市で住民健康診断が行われています。
長坂町では体育館に検診車が何台も停まって、たくさんの住民が検診に来ています。特に田舎は企業の社員健康診断などが少ないので、疾病の早期発見早期治療のために良い事ですね。集団検診という点で、プライバシーの問題もないとは言えないのですが、それはまた別の機会に。
私はこの時期になると、思い出す物語りがあるんです。
時は昭和35年の夏。幼稚園の同級の子供3人が遊んでいました。
場所は東京の郊外。当時はまだ空き地や原っぱが沢山あり、子供の遊び場には不自由しません。そこは小高い丘になっていて、都営住宅の広場が見下ろせます。
そこに不振な車が何台も列を成して入ってきました。幼稚園のバスに似た形ですが、色がうす茶色で窓が少ないです。子供たちは誰からともなく草むらにしゃがんで身を隠しました。
車から白い服の人が数人降りてきて、スピーカーで何か言っています。話の内容は分かりませんが、広場の周りの家々から大人たちが出てきて車の前に並びます。そして、一人ずつ中へ入って行くではありませんか。
「なにあれ?」
「わかんない」
「おかあさんが今日ケンコーシンダンが来るって言ってた」
「ケンコーシンダン?」
「それなに?」
「わかんない」
3人はその後無言でしたが、何だか分からないけれど見つけられてはいけないというのが共通認識であったようです。
子供たちの思惑とは関係なく広場の車の中では検診が進んで居るようです。額に丸い反射鏡を付けた医師の一人が休憩で外に出てきました。
「あっ!」子供の一人が叫びます。
「チューシャだ!」そう、幼稚園に予防注射に来たお医者さんだったんですね。
子供の声に振り向いた医師の反射鏡がキラリと光ります。
(しまった)(みつかった)(にげろ)3人の子供は一斉に走り始めます。
誰も追いかけては来ないのですが、子供たちは勝手に追われていると思いこんでいます。転んでもすぐに起きあがって泣きながら走り続けます。
「わあ〜ケンコーシンダ〜ン」「わあ〜ん、シンダ〜ン」
3人はバラバラに自分の家へ走っていきます。
子供たちがそれぞれの家へ着いた時、後ろには怪訝そうな顔をした近所の人が何人も、、、
子供が泣きながら「シンダ〜」「死んだ〜」と叫んでいるから、何事かと思って出てきたのでした。・・・その後どうなったかは3人の名誉のために伏せておきましょう。
近所中を巻き込んだ子供たちの「恐怖の健康診断」のお話しはこれでお終いです。
「うわああ!!しんだ〜〜ん〜」・・・・って
爆死〜〜〜〜!!!!うははは!!!
ええっと・・・実話ですねっ!!これわ!!
絶対、その中に、くまぱぱさんがいた!!!!
わーい、皆に言ってこよ〜〜〜っと!!
ASさん、いらっしゃい。
> 実話ですねっ!!これわ!!
さぁて、それはどうでしょう、、?
> 絶対、その中に、くまぱぱさんがいた!!!!
皆様の〜よろしいように〜(笑
ぶはは!死んだと診断!!
今、丁度会社の健康診断の結果が返ってきて
皆でどこが悪いここが悪いと見せあいっこしてるとこでしたよ!
その後の3人は・・・?
怒られて柱にくくりつけられた!
ファイナルアンサー(笑
パピコさん、いらっしゃい。
> 怒られて柱にくくりつけられた!
それは無いです。
少なくとも平和憲法の世の中でしたので、、、(笑