走り去る上りあずさを、遠ざかるにつれてアウトフォーカスにする。
そんな撮影のつもりで、被写界深度を浅くしていました。
このあたりで少しフォーカスが外れてきたのが分かるでしょう。
ここではもう完全にボケていますね。
まあここまでは狙い通りだったのですが・・
ここで突然、予期していなかった対向の下り列車が出現しました。
まさに絶妙のタイミングですが、時速110km同士のすれ違いです。
今からピントを合わせている余裕はありません。
アウトフォーカスのボディーに反射するテールランプの赤が美しいのでOKとしました。
上り列車が見えなくなる最後の刹那。下り列車の先頭部にピンが来た。
いやぁ、S時カーブでこのタイミングはあり得ない確率だし、私としては最高の写真になりました。