国別オープンカー考察・2

05102501オープンカー考察の2回目はイタリア車。
イタリア人は粋を好みますからねぇ。雨にびしょぬれになって運転したりしないんですよ。
大体イタリアはめったに雨が降りませんけどね。降ったら乗らなきゃいいんです。雨の中、オープンに乗らなきゃならんような一大事は人生にそれほど多くはないですから。

まあ、恋のためならルーフくらい着けたって良いのですが、どうせ雨漏りしますからね。

05102502次はドイツ車。
雨の日は乗らないとか、ずぶ濡れで運転とか、そんなバカなことはゲルマン民族には出来ません。幌を張れば、そこにはセダンと同じ快適な空間が生まれます。ハードトップでさえ雨漏りするような何処かの国の車とは違います。
その完璧な幌は、完璧ゆえに折りたたんだときにボディに収まりません。格好悪い?・・何を言うのですか、これこそ機能美というものですよ。


くまぱぱ・それではここで座談会を始めます。先ずは自己紹介を
英・十字軍の時代より続く侯爵家、サー・ロレンス・ノーザンプールである。
伊・俺はアレックスって呼んでくれ。ナポリでちょっとした商売をやってるんだ。よろしくな。
独・私はベルリン工科大学で教鞭を執ります、ハンス・シュナウザーと申します。
く・先ずロレンス卿、車を沢山お持ちのようですが?
英・行き先や用向きによって選択しておるのだ。
  今日は妻を同伴したので、乗り心地の良いシルバーファントムである。
伊・何だい何だい。オープンカーの座談会だってのに棺桶に乗ってきたのかぁ?
  俺はちゃんとアルファのオープンで来たぜ。
英・な、何を言うか。だいたいイタリアの車は何かと言うと、あの下品な赤だ。
  英国ではロンドンバスと消防車以外、あんな色は使わん。
伊・まあ、カッカしなさんなって。サー。
  ところで奥さん。きれいだねぇ。名前は? 俺ぁジュリアーノってんだ。
英・ぶ、無礼な! それに名前が最前と違っておるぞ。
独・お二人とも冷静に。この場はそういう話をするところではないでしょう。
  話を車に戻して、冷静に完璧な設計をすればドイツ車になるのですよ。
伊・完璧な設計? やだねぇ〜堅いこと言っちゃって、人生もっと楽しまなきゃ。
英・ふむ。思うにドイツ車には「粋」がない。理論と技術だけで作っておる。
伊・お。いいこと言うじゃねぇか、サー。人生、粋に楽しみたいねぇ。
独・何をおっしゃいます。粋(いき)なんて抽象的で安っぽいものではありません。
  ドイツ車は我が国の工業技術の粋(すい)を集めて作られているのです。
伊・学者先生、慣れないしゃれを言っても面白くないぜ。
独・それは失礼。しかし、粋とか何とかおっしゃって、雨の日は乗らないとか?
  ドイツ人はそういういい加減さは持ち合わせておりません。
  まあ、びしょぬれで運転するよりは良いでしょうが、、。
英・それは我が国の騎士道なのだよ。男子たるもの嵐の中を馬で駆けるのは当然の事である。
伊・そういうのをやせ我慢って言うんじゃねぇかな。粋ってのはもっと粋なもんだぜ。
独・いや、粋とかではなく、車は工業製品です。最高完璧な技術を求めるのは当然でしょう。
英・くまぱぱ殿。武士道の国日本の方なら、英国の騎士道、ご理解いただけるであろう。
伊・いやいや、世界で一番「粋」が分かるのは日本人だぜ。ワビ、サビ、ワサビってな。
  くまさんや。イタリアの車、かっこいいだろう?
独・ドイツの優秀な車を理解していただけるのは、同じく優秀な工業国である日本です。
  くまぱぱさん、どうです?
く・え、あ、こっちに来ちゃうの? 困ったなぁ。私はホスト役で、日本人と言うより日本熊だし、、。
  じ、実は皆さん、もう一方ゲストをお呼びしているのですが、まだ来ないのです。
伊・もう一方って誰? ま、まさか、アイツか? 俺はアイツ嫌いだぜ。
英・我が輩も植民地の成り上がり者は好かんが、車の話なら出さん訳にいかんだろうな。
独・ドイツでも人気ないですね。技術的に30年は遅れていると思います。
く・ま、まあ、そうおっしゃらずに。
  ・・・という訳で、次回はあの国です。(笑

国別オープンカー考察・1

“国別オープンカー考察・2” への3件の返信

  1.  英国のオープンが潔くて個人的には好きですね〜スーパー7なんかカッコイイし、ランドローバーディフェンダー90のオープンもイイですね〜、幌の着脱に技術を要する所なんててマニアックgood!!
     
     個人的にはオープンはJEEPに限る!!と思ってます。

  2. tosiさん、いらっしゃい。
    セブンは私も好きです。
    パワーが125PSもあって車重が500キロですから。
    操縦が楽しい車ですね。

  3. 国別オープンカー考察・3

    オープンカー考察最終回はアメリカ車です。その第一の特徴は「大きい」ことです。「あ

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