国別オープンカー考察・3

05102601オープンカー考察最終回はアメリカ車です。
その第一の特徴は「大きい」ことです。「あ、はみ出してる。スミマセ〜ン、カメラもう少し退いてくださ〜い。」「このくらいでいいですか〜?」「はいOKで〜す。」・・・と、まあこんな感じでスケールアウトしてるんです。


05102603問題の雨対策ですが、立派なハードトップが用意されています。好みによっては幌仕様も選べます。
折りたたみ式でリアのトランクスペースに完全に収まります。そのためにもボディーの大きさは役に立っています。しかも電動式。ボタンひとつで自動開閉が可能なんです。
問題点としては、この自動開閉がたいてい壊れていることでしょうか。
その場合は付属のクランクハンドルをトランク内のピットに差し込んで手動で開閉も出来ますからご安心を。しかもダイエット&筋力強化トレーニングにもなります。(爆

くまぱぱ・それでは座談会を再開します。遅れておいでのアメリカ代表、ご挨拶を。
米・ジョン・スミスです〜。アイダホで牧場やってます〜。
伊・で、でかいな、こいつ! 
米・はい〜。アイダホのアームレスリングで今年チャンピオンなりました〜。
英・我々は長いこと待たされたのだから、先ずは遅れた理由をうかがいたい。
米・はい〜。こちらに来る途中で雨が降ってきたですよ〜。
  ルーフを出そうとしたら故障しちゃったですね〜。
伊・そういうときはイギリスの「サー」のように騎士道精神でそのまま来るんだよ。
米・はい〜。でも〜こういう状態で止まっちゃったもんで〜。
  割とあるんだけど〜そのまま走るとアブナイですね〜。
独・!・・・・・
英・しかしその車の模様は何だ。趣味が悪い。まあ、それは置いておくとして。
  その自慢のパワーでクランクハンドルを回せば良いのではないかな。
米・はい〜。そうしたらですね〜クランクハンドルが折れました〜。
独・!・・・・・
伊・すんげぇ怪力。で、どうしたの。
米・はい〜。しょうがないから〜ルーフをむしって棄ててきました〜。
独・!・・・・・
く・ドイツのシュナウザー教授。どうしました? 顔色が悪いですが。
独・す、すみません。余りにも我が国の理論とかけ離れているもので、つい。
  み、水をいただけますか。
英・我が輩も少なからず驚いておるが、騎士道の鍛錬をしておるからの。
伊・あ〜やだやだ。で、どうした?
米・はい〜。雨が突然強くなったですよ〜。スコールって言います〜。
  私、力はあるけど水泳は苦手ですね〜。
伊・す、水泳?
米・はい〜。雨宿りに近くのドライブインに入りましたよ〜。
英・そこで時間がかかったという訳であるな。
米・はい〜。でもすぐにスコールは止んだのですよ〜。
伊・それで車に戻った訳ね。
米・はい〜。ドアを開けたらこんなんなっちゃって私は流されたですよ〜。
  アメリカの車は気密性が良いですから〜目一杯雨水が溜まってましたね〜。
英・屋根をむしり取った車で気密性を自慢しても始まらん。
  ん、、あ、おい、どうした? つ妻が気絶したぞ。医者だ。医者を呼べ!
  え〜い、植民地の田舎もんのヨタ話に付き合っておられん。帰るぞ。医者はどうした〜?
く・アレックスさん、スミマセン。ロレンス卿をお送りしてきますので、後をよろしく、、
伊・あ〜あ、行っちまいやがんの。しょうがねえなぁ。
  で、その車に乗ってきたのか?
米・はい〜。そうですけど〜アメリカは200年前に独立してますよね〜。
伊・いや、その話はいいから、後で抗議でも訴訟でもやってくれ。
  しかし、水浸しじゃシートの皮がダメになっちゃっただろう?
米・ダイジョーブです〜。アメリカの車は特別な高級レザーシートです〜。
伊・え? あ、あれね。(ただのビニールレザーじゃねえか)
  で、濡れたまま座って運転してきたって訳か。
米・はい〜。よく分かりましたね〜。
伊・あんたのジーンズの尻が、高級レザーの(趣味の悪い)色に染まってるからな。
米・あ〜ホントだ〜。まあいいか〜洗えば落ちますからね〜。
く・すみません〜。救急車が来てロレンス卿も一緒に病院へ行かれました。
伊・怒られただろう? ホスト役も大変だな。
く・いえいえ。お土産を差し上げたら大変喜ばれまして。
伊・何をやったんだ?
く・「書」ですよ。私、少々たしなみますので。
伊・へぇ、俺にもくれるのかい?
く・はい、もちろん。こんなのですけど、いいですか?
伊・いいさ、いいさ。日本語なら何だって。今、流行ってるんだぜ。
米・はい〜。アメリカでも流行ってます〜私も欲しいですね〜。
く・はい、差し上げますよ。
  所で座談会の方は、、?
伊・もう終わりでいいんじゃないかな?
  俺、もうコイツの相手は疲れるから嫌だよ。
米・私は疲れませんね〜
伊・あんたは脳みそまで筋肉にしちゃったから疲れねえんだろうぜ。
米・それいいアイデアですね〜。アメリカ最強です〜。
伊・はいはい。最強でも。何でもやってくれ。じや、俺は帰るぜ。
く・あ、ドイツのシュナウザー教授は、、?
伊・学者先生なら、そっちのテーブルで水のコップ持ったまま白目むいてるぜ。
く・お気の毒に、、常識が崩壊してしまったショックなんでしょうかねぇ。
—–END—–

国別オープンカー考察・1
国別オープンカー考察・2

“国別オープンカー考察・3” への6件の返信

  1. イギリスの紳士とドイツの教授がいいな〜〜〜!!あははは。
    やっぱり強烈でしたね、アメリカ。あの模様はほんと、どうかと思うんですよ〜〜〜!日本の車でもあれ、描いてるの見ると思いっきり引きます、それだけで。あ、アメリカ敵にまわしたかな???

  2.  アメ車のオープンって言ったらヤッパ、ピンクのキャデラックかな〜(クリントイーストウッドだったっけ?)カッコイイですよね〜コルベットも良いけど・・・最近のアメ車は小さくなってしまったけど、無駄なくらいデカイアメ車のオープンはカッコイイです。
     ハマーの幌仕様(ハマーH1のみに存在する)も良いですね。
     日本では気候の事とか、車に対する考え方の違いから中々オープンが市民権を得る事は難しいんですが、私個人としては、マツダRX7(FC3)とか日産の32Zのオープンのスタイルが好きですね。
     そうそう、少し違うかもしれないけど、ジムニーの幌と三菱JEEPは外せませんよ〜!!
     コペンとロードスターは・・・悪くは無いけど・・・

  3. ASさん、いらっしゃい。
    登場人物としてはかなり偏った「その国らしさ」を出させていただきました。
    私が一番感情移入してるのはアレックス君なんですけどね。
    後半、ほとんど進行役をやってるし、、(笑
    車に詳しくない人でも楽しめたでしょうか。

  4. tosiさん、いらっしゃい。
    車種は特に限定せず「一般的なアメ車オープン」という設定でやらせていただきました。
    私が高校生の頃、湘南海岸あたりでコルベット・スティングレイなんかを見てました。
    正に化け物ですよね。
    スーパーカーブームよりずっと前の話ですが。(笑
    私たちの年代で「オープンカー」と言うと、ジープタイプの車は含まれないんですよ。
    ジープはジープであって、屋根はないけどオープンカーではない、と言ったら通じませんかね?
    ジープって言うのは既に車名ではなくてジャンル名と言ってもいいかな。
    パジェロもランクルもジムニーも「ジープタイプ」という事で。

  5. こんにちは。
    コメントが遅くなりました。
    映画で見かけるアメ車のオープンカー。
    スタローンやシュワちゃんが乗ると本当にカッコいいですよね。
    夏なんかには軽井沢で見掛ける事もありますね。
    さらにどこかの月極駐車場に2台分使って置いてあるのを見掛けましたが(金持ち?)、
    ただ、やっぱり日本の道路事情には合いませんね・・・。(笑)
    会社の元同僚にスポーツカー好きがいて、買った車がルノーのオープンカー。
    屋根なんてありゃしない。
    引っ越すときはまず屋根付き駐車場ありが条件だったり。
    冬は思いっきり着込んでさらに毛糸の帽子をかぶって乗ってたようです。
    渋滞で隣のトラックの運ちゃんに心配されたようですが・・。
    さらに助手席の友人は寒さのあまり気絶したとか・・・。

  6. くまごろーさん、いらっしゃい。
    そうなんです。
    どんな車でもシチュエーションと言いますか、場所と乗り手によるんですよね。
    湖畔の木陰に停めたモーガンの横で、ちょっと洒落た雰囲気のカップルが優雅なランチ。
    地中海の田舎町から海辺へ続く道を走るアルファとか、石造りの古い町並みに佇むワーゲンのカブリオレ等々。
    カリフォルニアの空の下なら、ド派手なアメ車もベストマッチングでしょう。
    要するに、オープンに乗るには自分がそのシーンへの出演者にならなくてはね。
    普段の生活にオープンを引っ張り込んだら、そりゃ大変ですよ。
    > スタローンやシュワちゃんが乗ると本当にカッコいいですよね。
    確かにカッコイイです。
    リヤシートにはマシンガンやらロケットランチャーやら、たっぷり積み込んでおきましょう。(笑

コメントは受け付けていません。