モネ 連作の情景


上野の森美術館で開催中の企画展を観てきた。
印象派を代表する画家モネの連作絵画に焦点を当てた展覧会だ。


展示室エントランスの床にモネの睡蓮の池の特殊映像があり、歩くと水音がして波紋が広がるという演出がされていた。


「ウォータールー橋」の連作の一つ。


これも「ウォータールー橋」の連作。


写真撮影が許された作品が多かったが、大変混雑していたため、あまり写真は撮らなかった。
図録を買おうかと思ったが、それよりもこのAERAのムックの方が内容が良かったので購入。

上野の森美術館では時間指定の予約制チケットを事前に購入していたので、待たずに入場できたのは良かったのだが、それにしても人が多すぎた。
せっかく時間指定の予約制なのだから、もう少し館内をスムースに移動して鑑賞できるくらいの人数に入場を制限するべきだと思う。
特にモネの風景の連作などは、モネ自身がサッサッとスピード感を持って筆を走らせる制作をしているのだから、鑑賞するにもある程度のスピード感が欲しいと思うのだ。
のたのたと牛歩のような行列での鑑賞は、作品本来の良さを感じられないと思う。
特に今回は、1人2,800円という決して安くない企画展なので、そのへんのことをもう少し考えてほしいものだ。
まあ、主催者としては入れば入るだけ入れた方が収益は上がるのだろうが、上野の森美術館が評判を落としては何にもならないと思う。