ツリガネニンジン

06082801初秋の野原に、小さな釣り鐘型の花を咲かせる愛らしい植物です。
昨年は「八ヶ岳薬用植物園」に植えられているものをご紹介しましたが、今年は我が家の庭で自生しているものです。
栽培されているものよりブルーの色が良いような気がします。

やや紫がかったブルーは、直射日光よりも木漏れ日の下の方が似合うようです。
06082802雌しべが長く付きだした姿も可愛いし、蕾の形も何とも言えずユーモラスです。

それほど珍しい希少種という訳ではありませんが、以前に比べるとずいぶん見かけることは少なくなってきました。
山道で見かけたら、決して摘んだりしないで、写真だけにして置いてくださいね。

参考サイト→「ツリガネニンジン(釣り鐘人参)」「ツリガネニンジン

“ツリガネニンジン” への6件の返信

  1. 釣鐘草・・・・・どこかで聞いた
    名前だなあ、と思ったら、宮沢賢治の
    「貝の火」の中に、出ていたような。
    本当に、ゆれたら「カランカラン」と
    鳴りそうです。
    可愛いな。こんなに小さな花だった
    んですね〜〜♪

  2. お早うございます、お邪魔致します。
    『ニンジン』の名に、思わず土の中の様子を
    想像してしまいました。
    同じツリガネ、の名を持つ【ツリガネソウ】よりも
    しっとりとしとやかな印象の花ですね。
    …ツリガネソウと蛍袋が頭の中でもしかしたら
    ごっちゃになっている可能性もありますが/汗。

  3. ASさん、いらっしゃい。
    「銀河鉄道の夜」の登場人物の名前「カンパネルラ」にもあるように、賢治は釣鐘草が
    好きだったのでしょう。
    賢治のイメージは「ホタルブクロ」のような、もっと大きい花だと思いますが、この花は
    2枚目の写真の拡大前くらいが実物大です。

  4. warabieさん、いらっしゃい。
    ご想像の通り、小さいけれど朝鮮人参のような感じの根があるそうです。
    ホタルブクロもキキョウ科ですから、花の形は似ていますね。
    ツリガネニンジンは「イワシャジン」などに近い種類で花は小さいです。
    イメージとしてはカンパニュラ属の「ホタルブクロ」の方が釣鐘草に近いでしょう。

  5. そうか〜、朝鮮人参のような根があるからニンジンなのですね。
    割合と見かけますし、綺麗だと思っていましたが、根に栄養分を溜め込むんですね。
    もう秋の雰囲気って所でしょうか。

  6. exifさん、いらっしゃい。
    私は掘ったことがないので聞いた話ですが、そのような根があるそうです。
    昔は薬にしたとも聞きましたので、朝鮮人参ほどではないとしても、何らかの薬効成分は
    あるのではないかと思います。
    八ヶ岳は、いよいよと言うか、いつの間にかかなり秋らしくなってきています。

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