情報操作

07011603とりあえず以下の「livedoor ニュース」のページを読んでいただきましょう。
フジ系列『発掘!あるある大辞典II』放映前に内容が大手に漏洩(上)
フジ系列『発掘!あるある大辞典II』放映前に内容が大手に漏洩(下)
「あるある大辞典」納豆問題に、庶民は怒り心頭を発す状態!

先ずlivedoorに一言。「怒り心頭を発す」は間違いで「怒り心頭に発す」が正しい日本語です。早急に訂正するようお勧めします。(笑
※追記/19日朝、訂正されていました。良くできました。

さて、本題に入りましょう。
「朝晩1パックずつの納豆で痩せる」という放送があることを大手販売店は事前に知っていて在庫を確保して儲かったが、中小販売店は知らず品切れが出て消費者にも迷惑が及んだという問題です。(納豆問題と言います)
証券取引の「インサイダー取引」というのと同じようなものですね。
インサイダー取引は違法ですが、納豆問題は多分違法ではないでしょう。株取引に比べて利益も被害も小さいですからね。道義的な批判や責任はあるでしょうが。

一番良くないのは、テレビで取り上げられただけで商品を買いに走る消費者って事ですよ。まあ、つい釣られてしまう気持ちは分かりますけれど。相手はその心理を利用して儲けているんです。
ココア、バナナ、寒天、etc.etc…今までにも似たようなことはさんざんあったじゃないですか。それらのことから全く学習していないってのはどうかと・・・

何故テレビで取り上げるか? それはその食品を売りたい勢力から働きかけがあるからです。
売りたいから学者を使ってその食品の良いところもっともらしくデータにしてテレビ局に売り込むわけです。当然、金が動くこともあるでしょう。
だいたい食品ってものは何かしら健康に良いものを持って居るんです。その点を強調すれば消費者にアピールするのは簡単です。全く健康に役立たない食品なんて殆ど無いんです。
テレビで「寒天が○○に良い」と言ったら寒天を、「納豆で痩せる」と言ったら納豆を、その時に「売りたいヤツが居る」のだと理解しなければいけません。
「たまにはそういうこともあるだろう」では無く、テレビ局なんてものは「いつでもそうやっている」と思ってちょうど良いのです。

民放とは言え公共の電波で一部の業者が儲かるようなことをして良いのか、という批判もあります。
まあ、それは批判されるべきだとは思います。でも「公共ではあっても公正ではない」ものは沢山あるって分かり切っているじゃないですか。
せいぜい操作された情報に踊らされないように注意しましょう。

慣用句辞典
・怒り心頭に発する(いかりしんとうにはっする) 激しい怒りの気持ちを心の内に抑えておけなくなる。転じて、激しく怒る。 ★「心頭」は、「心の内」の意味。

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