美術館へ行こう

4月4日「新府城趾前の桜」の写真を撮る前に甲府へ行っていました。
午後から山梨県ペンション連合会の総会に出席するためですが、その前に山梨県立美術館に行きたくて早めに家を出たんです。
常設展を見るつもりでしたが、偶然素晴らしい展示に出会うことが出来ました。

入場無料の県民ギャラリー（旧・一般展示室）で開催されていた、青い鳥成人寮「描く大パラダイス展」と「群青美術展」です。
常設展を見たら、私の好きなゴッホの像（ザッキン作）のある園内でのんびりするつもりでしたが、この二つの展示会は良かったですよ。
群青美術展は郡内地方（山梨県の東部富士五湖地域）で活動する絵画グループとの事。
抽象から半抽象を中心としたかなりレベルの高い作品でした。
それ以上に感動したのが、青い鳥成人寮「描く大パラダイス展」です。
作品をここでお見せすることは控えますが、その作品から来るパワーはすごいですよ。
展示室の中で一瞬立ちすくみました。
純粋に好きなもの美しいものを描く喜びのエネルギーなのでしょうね。

決して群青の方が弱いとかそう言う意味ではないですよ。アートとしては全くレベルが違うんです。分かっていただけると思いますが。
青い鳥成人寮は「社会福祉法人 山梨ライトハウス」が運営する知的障害者更生施設で、目が見えないなど重複障害を抱える人が多いのだそうです。

詳しくは、私の聞きかじりの説明より「ホームページ」ご覧いただいた方が良いでしょう。
創立30周年を記念しての展覧会という事のようです。
美術館の桜も満開でした。
晴れたり曇ったり、更に雨も降る天気の甲府でしたが、良い時間を過ごすことが出来ました。
お陰でお昼を食べる時間が無くなってしまいましたが・・・（笑

展覧会はどちらも4月7日（土）が最終日となっています。
時間の都合が付く方は是非行ってみてください。