まだ水の入らない田圃の向こうに桜が咲く小山が見えます。
平安時代の山城「谷戸城」跡です。
入り口から山上までの通路の両側に桜が植えられています。
撮影は4月13日の午後ですから、今はもう少し花が増えているでしょう。
こちらは北側の入り口で、駐車場から坂道を上がります。
南側の入り口は急な階段なので、足の悪い方や年配の方は北側をお薦めします。
登ってきた坂道を振り返るとこんな感じです。
開花状況は木によって違いますが、13日現在平均して五分咲きくらいでした。
一番下の駐車場の所が8分咲き、坂の一番上が3分咲きという具合です。
山の上にはこのような土塁が巡らされています。
敵に攻められたときに身を隠しながら矢を放ったりできる構造です。
私が八ヶ岳へ来たばかりの頃は木がたくさん生えていて公民館のような建物がありました。
ここ数年をかけて、昔の土塁の発掘と復元工事をしているようです。
土塁は何重にも重なり、中に広場があります。
本丸とか二の丸と言われるものです。
この枝垂れ桜はまだ3分咲きという所ですが、樹形が良いので満開になったら見事です。
お婆さんが二人腰を下ろして話をしていました。
土塁の上から木の間越しに周囲の田園地帯を見ることが出来ます。
これは南西側です。
うっすらとですが、南アルプスの稜線が見えました。
北側から駐車場へ戻りますが、この位置からは八ヶ岳がよく見えます。
土塁工事をしていることと、木が小さめなので今はちょっと寂しいですが、谷戸城趾は八ヶ岳南麓の桜の名所としては標高が高い場所にあり、他に比べて開花が遅いのが特徴です。
天候にもよりますが、まだしばらくは花が楽しめると思います。
是非一度行ってみてください。
2枚目と最後の写真は、同じ場所なのですか?
山の蒼さと桜と小路が、とても美しいですねえ!!!!
何処をみても、八ヶ岳地方は美しいですね。
ASさん、いらっしゃい。
はい、同じ場所です。
ここから入ってぐるっと廻って出てくるというわけです。