写真入りカンバン

07120301以前から、屋外のカンバンに写真を掲載する方法を考えていました。
写真をラミネートして両面テープで貼り付けるという方法が一番簡単だという事は分かっているんですけれど・・色々考えた結果・・
今回は耐久性の実験の意味もあり、少々手間のかかる方法をやってみました。

我が家には、A-3・・しかもエプソンの顔料系つよインク・・プリンターがあるので、カンバンもA-3サイズにしました。
先ず、Macで写真を切り抜き加工し、文字をレイアウトしてプリントします。
前もって白ペンキを塗ったベニヤ板を充分乾かして用意しておき、それに貼り付けます。
貼り付けるのに何を使うかというと・・・

シリコンニスをベニヤ板の上に少し分厚く塗り、プリントした紙を置きます。
間に空気が入らないようにヘラのような物で空気を余分なニスと一緒に追い出すように貼り付けていきます。
紙の裏からシリコンニスが染みてきますが、その方が良いのです。・・という事は、プリントは写真用の光沢紙ではなく、マット紙か上質紙が良いという事ですね。
隙間無く貼り付けたら、この状態で一旦ニスが乾くのを待ちます。

ニスが乾いたら、またニスを塗り重ね・・だいたい5〜6回以上は繰り返します。
つまり、シリコンニスでプリントを「塗り込めて」しまうわけです。
表面に完全な塗膜・・私の場合は0.7mmくらいの厚さ・・が出来てしまえば、シリコンニスですから耐久性は十分あるはずです。

07120304シリコンニスは「透明」を使いますが、残念なことに完全な透明ではなく、少し茶色っぽい色が付いてしまいます。
出来上がりが少々アンティークな感じになりますが、まあ、これはこれでいい感じです。
縁にラフなタッチで茶色を塗って雰囲気を出してみました。

これを実際に屋外に設置して、しばらく様子を見たいと思います。