小海線の前身「佐久鉄道」の車両です。
「成知公園のC56」と並んで保存されています。
1930(昭和5)年、日本車輌製造本店製のガソリン動車(ガソリンカー)です。
車内から見た運転席部分です。運転席のすぐ横にも客用の座席があります。
運転装置です。丸ハンドルは手ブレーキです。
この佐久鉄道キホハニ56は、国鉄キハニ40605となり、その後改番してキハ40706となって、1942年に廃車。
1943年に三岐鉄道に譲渡されキハニ6 → キハ6となります。
1954年に別府鉄道に譲渡されてキハ3となり1984年の廃線まで在籍していました。
それが地元に帰り、現在の場所で保存されているのです。
次回に続きます。