ぬり絵式 花の描き方・3

08051601「ぬり絵式 花の描き方」の最終回です。
先ずは前回までの記事をご覧ください。
ぬり絵式 花の描き方・1」「ぬり絵式 花の描き方・2
水彩色鉛筆で、花びらの色を薄く塗り重ねるところからの続きです。

黄色い花は朱色の上に黄色を、白い花は黄緑の上に緑を重ね、立体感を出しています。
色を濃くし過ぎないように、薄く重ねるのがポイントです。
08051602更に、影の部分に色を重ねます。
黄色い花は茶色と紫で、白い花は黒と紺で、影を付けます。
花びらの重なりの、下側になる方だけをうっすらと水彩色鉛筆で着色して、水を付けた筆でなぞります。
一枚一枚の花びらから、水が外へはみ出さないように気をつけます。
花芯の部分も色を重ねて、濃くしていきます。
08051603背景を彩色します。
緑色の水彩色鉛筆で、花の輪郭の外を薄く塗っていきます。
全体を塗ってから、水を付けた筆でなぞっていきますが、この場合は「むら」になっても気にしないで結構です。
適度な濃淡があった方が良いと思います。
ただし、花びらの内側にはみ出すと困るので、その点は注意してください。
08051604更に、紺、紫、黒などで背景に立体感のある影を付けていきます。
また、花びらの輪郭にも、強調するように影を入れていきます。
これらの影を付けるときは、必ず下に塗った水が完全に乾いてから次の色を重ねてください。
濡れているところに水彩色鉛筆で描くと、色が極端に強く乗って、後から薄くすることが出来なくなります。
08051605ここまでで一応完成としましょう。
今までの写真はデジカメで撮ったもので、その都度角度や大きさが少しずつ違っていますが、左の完成画像はスキャナー撮りしたもので、これが一番実物に近い画像になります。

なお、大きさは原寸よりやや小さいので、参考までに原寸大の画像もご覧ください。
→「原寸大画像(部分)
月イチ連載と言うか、間が空きすぎてしまいましたが、実際に描いたときは、1日2時間ほどで3日間で完成させています。
上手い絵ではありませんが、こんな描き方もあるのだという事を見ていただきました。