「pen」4/15号は「ダ・ヴィンチ」の特集でした。
この人ほど有名でありながら、謎の多い芸術家も居ないでしょうね。
作品も、確実に彼の作と断定できる絵画は13点しか無いという事です。
表紙が、有名な「モナ・リザ」や「最後の晩餐」でなく、遺作とされている「洗礼者ヨハネ」というのも、謎の芸術家らしいと言えるでしょう。
最近は「ラ・ジョコンダ(モナ・リザ)」と、括弧付きになってしまったモナ・リザです。
そもそもダ・ヴィンチ本人は、この作品にタイトルも付けていなければ、モデルの名前も書き残してはいないんです。
だからこそ謎の微笑なんですけどね。
映画「ダ・ヴィンチ・コード」で取り上げられ、特に芸術に興味のない人にも知れ渡った「最後の晩餐」です。
物語では「マグダラのマリア」とされた人物は、十二使徒の一人「聖ヨハネ」というのが定説です。
そもそも、絵に名前が書かれているわけではありませんが。(笑
これは表紙と同じ「洗礼者ヨハネ」ですが、このように男か女か分からないような絵を描く人ですから、最後の晩餐の件の人物が女だという論拠は乏しいですね。
念のためですが、十二使徒の「聖ヨハネ」と「洗礼者ヨハネ」は別人ですよ。
そう言えば、ダ・ヴィンチは女性に興味がなかったとも言われていますね。
スケッチは色々残っていますが、男性のヌードはあっても女性のヌードはありません。
武器や空を飛ぶ仕組みのスケッチや解剖図も描いていますし、子宮内の胎児のスケッチなどは有名ですが、その子宮は牛のものだったそうです。
ところで、彼の名前・・レオナルド・ダ・ヴィンチとは「ヴィンチ村のレオナルド」という意味なんです。
だから「ダ・ヴィンチ」とは・・「清水の次郎長」を「清水の」と呼ぶようなものかも。(笑
こんにちは、御邪魔致します。
ダ・ヴィンチの意味、は昔聞いた覚えがなんとなくあるのですが、
そうすると『ダ・ヴィンチ・コード』、、、って直訳すると
『ヴィンチ村の暗号』になるのではないか?!と思わず一人で
爆笑してます。
そもそも、飽きっぽいくせに完全主義なため、絵を完成させる前に
描くのがイヤになって放り投げてしまうので、まともに完成された
絵が残っていない、などとも言われてますが知っているのは
当時を生きていた周囲の人々のみ、、、ですか。
モナ・リザも実は未完成品なのではと確か言われていたような
いなかったような。
warabieさん、いらっしゃい。
「飽きっぽいくせに完全主義」・・なんか、嫌われそうな性格ですよね。(笑
もう一つ彼の作品が少ない・・と言うか、判別しにくくしているのに「共同作業」というのがあります。
昔は、工房で絵画の仕事を受けて、親方の名の下に制作したので、何人もの手が入っていたし、それが
汚れたり傷んだりした時も、工房に修復に出されましたから、更に訳が分からなく・・
まあ、一人の作家の著作物と言うよりは、共同制作の工芸品みたいなものだったわけですね。
で、今のように印刷技術がなかったですから「複製画」を作るのも工房の仕事だったわけで・・
モナ・リザだって、複製画はずいぶんあるらしいです。