三分一湧水公園の中に一体の石仏があります。
湧水館側から木道を行き、その木道が終わる辺りの左側・・四角っぽい大きな石の上にあります。
すぐ後の県道が昔の棒道ですが、棒道の石仏群(三十三所観音)には含まれていないようです。
林の中の暗い場所にあります。
バックが極端に明るくなってしまい、なかなか撮影が難しいです。
像の頭部が傷んでいるので確信は持てませんが、手や衣の感じから「十一面観音」の座像ではないかと、私は考えています。
背後に、何とも不思議な斜線が彫り込まれています。
水の流れを表したのか、或いは炎、風、森の木々・・何にでも見えてしまいます。
この斜線のお陰で、面白い立体感が出ています。
神社やお寺は、何らかの謂われを書き記したものが残っていたり、氏子や檀家の家に言い伝えられていたりする事が多く、そのルーツや祭神について調べれば分かる事も多いです。
ところが、このような石仏は、その本体や台座に刻まれた文字や、絵柄的特長から判断するしかない場合が多く、しかも摩耗したり破損している事もあって、なかなかその正体を知る事が難しいものです。
ある程度は想像力を逞しくして楽しむのも正しい観察方法かも知れません。
何度も行っていながらまったく覚えていません。
そうか、背景の斜線は流れ出る水なんですね。
よく見るとなかなか味わいのある石仏だ。
地元のお年寄りとかで言い伝えを知っている人はいないのでしょうかね?
flipperさん、いらっしゃい。
メインの通路から外れているので気付きにくんいですよ。
今でこそ周囲が公園化されたので入りやすいですが、以前は藪の中のような感じで、
私も敢えて近くに行って写真を撮る事はなかったですからね。
誰か知っている人が居ると良いのですが・・
あそこが公園として整備されてからは何となく行く気がしませんでした。
仏像は不動明王のように思えますが。
右手には三鈷剣を持しているようですし、背景は迦樓羅炎に見えます。
それで磐石に座しているような。
左手に羂索を持っていれば間違いないのですが。
水の出るところには不動さんが祀られることが多いですしね。
明日見にいこうかな。
ひろにゃんof風琴屋さん、いらっしゃい。
三鈷剣ですか・・そう言われればその様に見えますね。
・・となれば、確かに、お不動さんかも知れません。
公園にならなければ、この像には気付かなかった人が多いでしょうね。(笑
実は、もの凄く詳しいお年寄りを知っていたんですが、数年前に亡くなってしまいました。
話を訊いておけば良かったと、思った時には後の祭ですね。