まんが版・阿房列車

10082502前に、内田百閒の「阿房列車」をご紹介しましたが、その「まんが版」がありました。
漫画家は一條裕子さん。
現在、1号と2号があるようです。



百閒先生とヒマラヤ山系君の列車旅を、原作に忠実に漫画化してあります。
とは言え、漫画ですから、独特の間があって、また面白いです。
例によって「なんにも用はないけれど汽車に乗って大阪へ行って来ようと・・」特急「はと」で出かける「特別阿房列車」から始まります。
しかし、この1号、2号は、原作の第一、第二ではありません。
漫画版の1号は第一の3分の2くらい、2号はその続きから第二の半分くらいまでとなっています。
ですから、第三阿房列車に収録されている話まで全て終わるには、漫画版は4冊にはなるでしょう。
元々原作が、いくつかの話を集めて第一、第二、第三と構成されたものなので、全く問題はありませんけれど。