キリスト教とは何か。II

11010401「pen」1/1・15号の特集です。
昨年の3/1号「キリスト教とは何か。」の Part 2と思えば良いでしょう。
前回より読み応えがあります。



前回の時も描きましたが、宗教としてのキリスト教に興味があるわけではなく、西洋美術との深い関係に興味があったんです。(実際に多数の絵画が掲載されています)
11010402とは言え、キリストの生涯は物語としても面白いです。
キリスト教徒の方には「面白い」などと言ったら叱られるかも知れませんが・・
いろいろな研究に基づいた記事は、読み物としてもなかなか良いと思いました。
11010403西洋美術に占めるキリスト教の重要性は疑う余地もありません。
沢山の画家の、沢山の作品が掲載され、聖書の物語と合わせて解説されています。
それぞれの画家の捉え方が個性的で、またそれが面白いです。
11010404現代の建築家が作った教会や礼拝堂も紹介されています。
昔ながらの・・例えば、システィーナ礼拝堂などとは全く違う、新しい解釈による神聖さとでもいうのでしょうか?・・こういう教会も良いものだと思います。
11010405西洋美術から見たキリスト教とは違いますが、スペイン巡礼の記事がありました。
「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」と言って、フランス~スペイン800kmの旅です。
私の知人でもあり、エコソムリエ講座の講師もしてもらった「ふじけん」が歩いてきたと聞いていたので、これは興味を持って読みました。
今回は、前回ほど西洋美術に拘り過ぎない感じの編集で、特集としては良くなったと思います。
特に、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教のどれもが聖地とし、世界的な紛争の源とも言える「エルサレム」の記事は必読でしょう。