22・八王子のD51

11071001鉄道100年記念列車のため、酒田機関区から八王子機関区に到着した D51形蒸気機関車です。
1002号機は、二次大戦中に製造された戦時型で、ボイラー上のドームが角張っています。
デフレクター(除煙板)も大戦中は木の板でしたが、後に鉄板に改善されました。



1972年10月の撮影です。
11071002炭水車の上で、石炭を前に寄せる作業中です。
炭水車側面に水平な継ぎ目がありますが、戦時中はここから上が木製でした。
作業員の間にある大きな箱のようなものは重油タンクで、出力向上のため石炭と重油を併せて燃やす「重油併然装置」を装備した機関車の特徴です。
11071003D51型は、1形式で日本最大の1,115両が製造されました。
電気機関車やディーゼル機関車も含め、現在もその記録は破られていません。
運転室側面の「八」は八王子機関区の所属であることを示します。
この記事は、既に39年も前の写真です。
他の写真を探していて偶然発見したもので、画質が比較的良いですね。
特に1枚目は、四つ切りプリントからのスキャナー撮りなので、ディテールも良く再現されています。
是非拡大写真をご覧ください。

カテゴリ「過去ログ写真館/モノクロ」は、21・上り特急「あさま」で終わっていましたが、五年ぶりに記事が増えました。

“22・八王子のD51” への3件の返信

  1. ディティールも出ているし、なかなか良い写真ですね。
    39年も前のとは思えない。
    やはりモノクロは良いですね。
    7月16日PM9:00〜10:13NHKスペシャルで「復活 〜山田洋次・SLを撮る〜」をやるそうです。
    3年間にわたってSL「C6120」の修復・復活を映像で記録したドキュメンタリーだそうです。
    昨日山田洋次監督がニュース9に出ていて知りました。
    よほどの事がない限り見るつもりです。

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    フィルム現像から四つ切り引き伸ばしまで自分でやった写真です。
    当時から気に入っていたワンカットです。
    NHKスペシャルですか・・16日は予定があって見られません。
    その内機会があることを祈りましょう。

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