車掌車です。
韮崎中央公園に保存されているEF15の貨物列車の最後尾です。
この車掌車の形式は何だかわかりますか？
形式はヨ5000なんです。車体の番号からはわかりませんよね。（笑
デッキ部分です。
床の板張りと、ドア周りのリベットが時代を感じさせます。
ドアの窓ガラス越しに車内を撮りました。
内部のだるまストーブや家具などは現役当時のまま残されています。
かなり荒れていますが、いい雰囲気ですよね。
連結器です。
手前側（下側）がヨ5000、向こう側がトラ70000（無蓋貨車）です。
手ブレーキのハンドルです。
緊急時に車掌が使用するための装備です。
1970年代まで、国鉄の貨物列車の最後尾には「車掌車」か、貨物を積むが車掌室も持つ「緩急車」が連結されていました。（一部の例外を除く）
その後、機関車が蒸気機関車から電気機関車やディーゼル機関車に変わってブレーキ性能が向上したため連結されなくなり、ほとんどの車掌車が廃車となっています。