列車交換

11082601単線区間では、駅か信号所でないと上下の列車のすれ違いが出来ません。
先に到着した列車が、反対方向の列車を待ってから発車するわけです。
そのすれ違いを「列車交換」と言います。



写真は、上諏訪駅に到着した上り貨物列車です。
上諏訪駅は貨物の取扱をしていないので、列車交換のための停車です。
11082602機関車と貨車の連結部です。
機関車は、貨物用の大型電気機関車 EH200 です。
向こう側の壁に、ちょうど写真入りの駅名票がありました。
下り列車を待っているので、少し長く停まっています。
11082603下りの特急スーパーあずさが入ってき入ってきました。
ダイヤを作るとき優等列車を優先させるので、特急は待ち時間が無いようになっています。
もちろんダイヤに乱れが出た場合は、特急が待たされることもあります。
単線では、1区間に1列車しか入れない「閉塞方式」は基本中の基本ですから。
11082604スーパーあずさは、8両と4両に分割できるようになっています。
その分割できる所がこれです。
ボリューム感のある曲線デザインの先頭部を貫通式にしてあります。
なかなか迫力のあるデザインで、私は好きですよ。
スーパーあずさが停車すると、すぐに貨物列車は発車して行きました。
自動信号機がなかった時代は「タブレット」と呼ばれる「通票」を持った列車だけが閉塞区間に入れるので、先に着いた列車が後から発車する「先着後発」という原則がありました。
現在は自動閉塞方式で人の手を介さないため、対向列車が到着すれば出発信号機が青に変わり、すぐに発車することが出来ます。