たまたま行きつけの書店で目に付いた「Pen (ペン) 2/1号」のタイトルです。
タイトルと表紙のデザインに「ん!」と惹かれて手にしたその雑誌をパラパラめくると、久しぶりに良質のデザインに出会ったような気がして「ん!ん!ん!」とうなってしまいました。
この花の咲いたピストルは「retired weapons」というプロジェクトを展開している徳田祐司さんのデザインです。
ピストルだけでなく、機関銃や戦車、ミサイルにまで可愛いピンクの花を咲かせるこのプロジェクトは、決して刺々しさを持たない優しい平和運動ですね。
私は平和運動も含めて政治運動とかそういうのが嫌いです。デモとか、シュプレヒコールとか、抗議行動とか、荒々しく人を傷付ける事で、本当に平和を求めたり世界を良くして行く事ができるのでしょうか。
人それぞれ理屈や信念はあるのでしょうし、それは認めます。しかしそういうのは美しくないし優しくないです。そして何よりもセンスの悪いモノは生理的に受け入れられないのです。
このプロジェクトの公式サイト「retired weapons」にもぜひアクセスしてみてください。
「ん!」とうなるか「にやり」とするか。インデックスではマウスを合わせると「ぽん」という音と同時に花が開き小鳥がさえずります。それだけで戦争なんかばかばかしくなっちゃうと思います。
retired weaponsは今のデザインですが、この特集では60年代のグラフィックデザイン華やかなりし頃の作品がかなり掲載されています。
私がデザインの勉強をしていた1970年代には既に神様のような存在だったルー・ドーフスマン、マックス・フーバー。優れた広告デザインを多数生み出したエージェントのDDB。そしてあのプッシュ・ピンスタジオのシーモア・クワスト。
当時、学校の蔵書やイエナ洋書店で眺めるだけだった輸入版のデザイナー年鑑やイラストレーション年鑑に掲載されていた彼等が、綺羅星のように並んでいるだけで私にとっては感激ものです。
写真はシーモア・クワストのページですが、彼等もまた反戦を訴えたアーチストでした。
なかなか良さそうですね。
この頃のデザインは今よりも良かったような気がします。
明日買ってみよう。
シンプル イズ ビューティフル(いや、なんでカタカナかな?!)という時代でしたっけ・・・・インパクトだけではない、明るさも平和には必要ですよね。それプラス、タイトな美しさでしょうか。・・・買おうかな。うん。
exifさん、そのとおりだと思います。
特に、これでもかって言うくらいスキのない完成度の高さ。
今見ても驚きです。
ASさん、そう、シンプルライフの頃と言うか、これらがあって、そこからシンプルライフが生まれてきたんですね。
ぜひ手元に置いてじっくり見てください。
いやはや…この辺のコンビニには、「pen」がないんですね。何件か回りましたが疲れました。やっぱり、ブックカフェへ金曜日に行き買うことにしました。もう、見たいストレスが溜まってきました。今は、刺激を受ける月間雑誌系が少なくなっているので「pen」には、期待していきたいです。
ASさん、上のコメントで「これらがあって」と書きましたが、それは「60年代のデザイン」という意味で、そこから「シンプルライフ」の思想が生まれたという事です。
「retired weapons」は正にシンプルイズビューティフルですね。
くぼさけさん、いらっしゃい。
コンビニにはありませんか?
私は長坂インター前のきららの書店で買いました。
「pen」ですが、毎号特集で色々やっているようですね。
今回はたまたまデザインが目に付いたので手に取ってみましたが、こんな特集を
やっているという事はそれ以外の号も良いかも。
次号もチェックしてみたいと思います。
かわいいですね〜(*^-^*)
サイト見てきました!ポンッポンッ!って音と
ともにかわいい鳥やテントウ虫たちがお出迎えして
くれてとってもなごみました!
平和を願う優しい気持ちが伝わってほんわかした気持ちになれました(^ー^)
会社のそばの本屋さんに行ったら売り切れでありませんでした。
今回は入ってすぐに全部売り切れたそうです。
最後の一冊は「あっちこっち探し回ってやっと見つけた。」と言う人だったそうですよ。
「大きな本屋さんに行かないと無いんじゃないかな」って店主は言ってました。
パピコさん、いらっしゃい。
あの音と動きがとても良いですよね。
メールで情報をいただけるそうなので(メルマガとは書いてなかったけど)申し込んでみました。
何か動きがあったら協力したいと思っています。
exifさん、今回は表紙のデザインも注目度が高いからですね。
いつもはそんなに売り切れてしまうような感じではなかったですけど。
> 大きな本屋さんに行かないと無い
あとは、田舎の本屋ですかね?
また後で行ってみようかな〜(笑
ありました!読みました!うなりました!(?)内容濃いです。お買い得(実はまだ全部読み切っていないのでした)でも最後の1冊でした、やっぱり。
ASさん、結構良いでしょう?
デザインの特集も充実しているし、全体にすごくセンスの良い作りですね。
pen
くまぶろ: 「ん!」と、うなる広告のデザインにトラックバックします。
こちらは、2000年12/1号です。
この雑誌の載ってるデザイン家電かなり持ってま…
retired weapons
徳田さんのプロジェクト。
http://www.retired.jp/
書こうとしてたら賞味期限切れになるようなネタがたくさん。Time fli…
はじめまして。とっても今さら感たっぷりですが、このPenはバックナンバーの置いてあるところもまだまだたくさんありますし、何よりretired weaponsはこれから広がっていこうとしているプロジェクトのようなので、トラックバックさせていただきました。
とても興味深い特集でしたね!
Pen No.155
今回の特集:ブラジル・デザインのすべてとにかくみんなに読んでもらいたい雑誌です!【Pen】の素晴らしいところは、ひとつのテーマに焦点をあてて、これでもか!っていうくらい掘り下げて紹介してくれるところ。すなわち、タイトルに関わる旬な情報は、何冊も関連書籍を買わずとも、こ…
PUSH THE PIN
シーモア・クワストとミルトン・グレイザー。K2の黒田征太郎さんと長友啓典さんが最も影響を受けたであろうデザイナーです。2人は1954年に「PUSH PIN STUDIO」を創設しました。そこにはポール・デイビスなどすばらしい才能の持ち主も数多く在籍しており伝説のデザイン・スタジオとして知られています。初期のK2のポスターなどを見ているとその影響はまざまざ感じることができます。そして長友さんがインタビューなどでよく引き合いにだすのがボブ・ディランのポスター。墨一色で描かれた顔の輪郭、それとは逆にサイケ…