野辺山で「小海線展」開催中

10102101小海線展「SLからハイブリッドまで」を観てきました。
会場は、南牧村美術民俗資料館です。
小海線野辺山駅の前にあります。



C56 96号機が静態保存されているところの建物です。
車は、国道141号から駐車場に直接入れます。
10102102企画展示の入り口です。
私など、このポスターを見ただけで感激ですよ。(笑
内部は結構広く、なかなか見ごたえがありました。
10102103展示写真の一枚で、昭和12年当時の中込機関区に、C56の、144、149、150、159号機が並んでいます。
この4両は、私がよく写真を撮りに行った1970年代にも現役で、小海線に最後まで残ったSLです。
他にもたくさんの写真が展示されていますが、私は特にこれが思い出に繋がります。
10102104列車の行き先表示板などです。
信州循環の内回り「すわ」と、外回り「のべやま」号のサボなんか、貴重品ですね。
いや、すべてが貴重品という感じの展示ですよ。
10102105新聞記事もたくさん展示されていました。
これは昭和9年9月1日「佐久鉄道」が国に買収されて国有鉄道になる、その当日のものです。
当時は国策で民間鉄道をどんどん国有化していた時代です。
お祝いとして書かれていますが、ほぼ強制買収だった訳で、佐久鉄道の思いは複雑だったことでしょう。
展示資料の数も質も高く、大変貴重で素晴らしい企画でした。
今月28日で終わってしまうので、まだの方は、ぜひ都合をつけて観に行ってください。
「SLからハイブリッドまで」というタイトルで、列車や車両が中心と思われるかも知れませんが、それよりも小海線の歴史を深く知ることができる展示です。
この機会を逃すと、きっと後悔しますよ。
(この記事の写真は、許可をいただいて撮影したものです。)

信州デスティネーションキャンペーン特別企画


小海線展「SLからハイブリッドまで」


2010年10月5日(火)~10月28日(木)
南牧村美術民俗資料館  〒384-1305 長野県南佐久郡南牧村野辺山79-3(小海線野辺山駅前)
入場料 大人・中学生 300円 小250円
問い合わせ 電話/FAX 0267-98-3288

“野辺山で「小海線展」開催中” への2件の返信

  1. 小海線ファンにはたまらない企画ですね。
    鉄道に詳しくない私でも昔のSL写真を見たら
    郷愁にかられるでしょう。
    近くだったらな〜。

  2. flipperさん、いらっしゃい。
    はい、正に「たまらない」企画です。
    写真も多数あるし、郷愁を誘うのはもちろんですが、資料としても大変貴重なものが多いです。
    例えば、開通当時の野辺山駅ですが、皆さんよくご存知の「山小屋風」の古い駅舎は初代ではないんです。
    その前に、白いかまぼこ型ドーム風と言うか、アールヌーボー風と言うか・・大変変わった形の駅舎が初代であった事は、知らない人が多いでしょう。
    資料館の方に、是非本にして出版するようお勧めしてきました。
    この展示が本になったら、たとえ1万円でも私は買います。

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