韮崎平和観音

11022105七里岩台地の先端に観音像が立っています。
台座を含めた全高は18.8m、重量305tという巨大なものです。
群馬県の高崎観音、神奈川県の大船観音と共に「関東三観音」と言われています。



完成(落慶開眼)は、昭和36年の10月でした。
写真は、中央線韮崎駅のホームから撮ったものです。
仏陀はあらゆるものを救うために時々に応じた姿で現れるとされ、観世音菩薩もその一つの姿です。
しかも、死後の世界で救いをもたらすのではなく、現世に生きるものを現世で救う「現世利益」の力があり、一般的には男性、女性を超えた存在(西洋の天使の概念と似ています)とされています。

この韮崎平和観音は、はっきり女性と分かる姿で表されています。
観音経に「女性に対しては女性の姿で法を説く」と書かれているので、正に女性を救おうとしている観音様なのでしょう。
悩みのある女性は、韮崎平和観音を訪ねてみるのも良いかもしれません。