「安楽寺」本堂の裏を山へ登って行くと、こんな塔が見えてきます。
国宝の八角三重塔です。
八角形の屋根の塔というのは、大変珍しいものだそうです。
日本の近世以前の八角塔としては、現存する唯一のものです。
礎石上の高さは18.75mあるそうです。
四角い三重塔に比べて、一層時代を感じるような気がします。
四重のように見えますが、一番下の屋根は裳階(もこし)と言って、ひさしに相当します。
内部を見ることは出来ませんが、天井の構造も独特のものだということです。
中に安置された仏壇も八角形で他には例が無いそうです。
周囲はご覧のように墓地になっています。
右奥の階段は、墓地の利用者以外は立ち入り禁止になっていました。
本当は、少し高いところから見てみたかったんですが・・
欄間というのでしょうか、通風のための窓のようなものですが、曲線の面白いデザインです。
木材も相当古いもののように見えます。
屋根は杮葺(こけらぶき)です。
花を散らせ始めた山桜と、とてもよく合っています。
昔から、この塔は鎌倉時代末~室町時代始め頃の建築と考えられていましたが、2004年に年輪年代調査を実施したところ、1289年に伐採された木材が使われていることが判明しました。
従って、1290年代に建築されたものと考えられ、日本最古の禅宗建築の可能性が高くなったのだそうです。
次回は、また別所の街を歩いて別所温泉駅へもどります。


かなり傷んではいますが、
堂々とした立派な建物ですね。
貴重な文化遺産、大事に保存して欲しいものです。
flipperさん、いらっしゃい。
そう、見事な建築なんですが、気になるのは柿葺きの屋根です。
これは急いで修復する必要があると思っています。
別所温泉ぶらり歩き 2
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